01.千歳との出会い(会話、耳ふー)
サンプル
レビュー
参拝の帰り道、しゃらんと響く神楽鈴の音ともに耳元に届く、
あなたを呼ぶ女性の声。
妖狐の千歳さんに癒してもらえるお話はそんな導入から始まります。
狐で「のじゃ」といえば、昨今流行りのロリバアなどでの
「ちっちゃめ可愛いおきつねさま」「ロリで高音」なイメージも強くありますが
御年10歳の千歳さんは大人な妖狐様。
低音ボイスに定評のある、ありのりあ様による落ち着いた声に甘えられるような安心感を感じます。
ASMRとしては音圧強めでしっかり拭かれる耳拭きや、
耳奥までしっかりかいてもらい、梵天代わりに千歳さんの尻尾でもふしてもらえる耳かきの
定番どころに加えて、お塩をざくする変わり種や
(サークル様としては定番の)オリジナルの朗読を楽しめます。
お塩ざくは、耳元で実際にやると塩がさら流れる音とかこういう風に聴こえるんだなぁと
感じさせられる面白い音でした!
「童子と狐のお話」を聴かせてもらえるオリジナル朗読は
登場人物のセリフの演じ分けもあって、聴き入りながらも
千歳さんにぎゅーっと甘えて聴こえてくる心音が心地よく癒されます。
そしてメインの癒し音を支える細かな環境音も千歳さんとの時間に浸らせてくれます。
遠くから聴こえる虫の声、川のせらぎから
今は夜だよー、山の中にいるよー、というのが特に語られずとも伝わり
自然の中での癒しにより浸ることが出来ます。
音の丁寧なつくりにより落ち着いたお狐様、千歳さんに
「よし」と甘やかされ、労われるような癒しの時間が
疲れに効きました。ありがとうございます。
10年を生きる妖狐のお姉さんに耳を癒される作品です。
仕事で疲れ切った聴き手は神社を訪れると、突然狐耳と尻尾を持つ美女が現れます。彼女は妖狐の千歳さん。その名の通り10歳。
お狐さまキャラには色々なバリエーションがありますが、千歳さんはのじゃ口調で低音ボイスの落ち着いた雰囲気のお姉さん。イラストで分かる通りスタイルも抜群!
そんな千歳さんは連日参拝している聴き手を気に入り、溜まった疲れを癒そうとしてくれます。
水音や虫の音が静かに流れる中、布での耳拭き、耳かき(ご神木の枝で作られた霊験あらたかな耳かき棒使用)
さらに自身のフサの尻尾を梵天にしてくれるというサービスぶり。
音による癒しは安定の良さでした。
夜になり、すっかり甘える聴き手を優しく寝かしつけてくれる千歳さん。
そこで語られるオリジナルの昔話は、この作品の背景になる物語です。
作中の登場人物と千歳さん、同じ人とは思えない声優さんの演じ分けがすごいです。
全編通じて低音ボイスにじっくりと癒されました。
お狐の神様に癒してもらえるお話です。
ASMRと雰囲気とを半々くらいに詰め込んだ内容で、どちらも楽しめるようになっています。
お塩のザク音なんかは中々に小気味よく、朗読と心音の同時再生は中々新鮮味があって楽しめました。
朗読パートの没入感が実に良く、聞き終わった後に「あ、そうか…」と腑に落ちたような清々しい気分にさせてくれました。
というか千歳様の朗読上手くない!?滅茶苦茶感情載せてくれるし、子供の演技も上手いし!
まぁ、心地よくて良いんですけどね!
序盤から終盤まですごく心地よい作品でした。
ありのりあさんの低音ボイスは、妖狐というキャラに合ってることはもちろん、作品の内容ともすごくマッチしており横になり眠りのお供にぴったりでした。
個人的に良かった点は、耳かきや耳マッサージをしている間はセリフが少なかったところですね。このような落ち着きのある雰囲気の全年齢ボイスは、寝る時にも聞くことが多いので耳への癒しに集中するためにセリフを少なくするというところは、すごい良かったです。