おすすめレビュー
風の冷たい季節、にも関わらず街は賑やかで、蚊帳の外から眺める他ない独り身としては、胸のうちまで冷え込んでくる。それでも今年はこう言おう。
冬が寒くって本当に良かった。
いつになくはしゃぐ芹サンタを耳もとにお招きする為の、この上ない程の理由になるから。
そんな訳で芹サンタ、最初のパートでは普段通りの耳もとお世話、店員さんとお客さん。
ふたつ目のパート、いよ助手も小慣れてきた芹さん怪談劇場では、空間を表現する、舞台の部屋が主役のような音作り。関係は語り部と聴衆に。
最後のパートでは自分の周りをばたと動き回りながらあれこれ世話を焼いてくれる。お仕事じゃない素の芹さんの可愛らしさ、可憐さを堪能。
それぞれのパートで違った距離と関係が、音と物語を通して表現されているわけだ。
このうち特に怪談のパートで今回は感心させられた。
音で空間を演出する技法が極まっていて、みなまで言葉にしなくても状況が、部屋の温度が伝わって来る。
今までの作品であったようなガチ怖路線を排して、雰囲気の演出に奉仕するような話を選んでいるのが効果的だ。
最後のパートは芹さんのキャラクターで癒すことを主軸に置かれているのかな。
他と違って緩んだ空気が癒しのアクセントになっている。
そう。
あと何日かで今年も終わるから。
たまには二人でじゃま者なしで少し話して、のんびりして…。
サヨナラバスがやって来たらあの街に戻っていかなくちゃ、でも今はそんなに寒くない。
元気注入、なんておどけながら、芹さんの分けてくれた体温が、胸のうちに残っているみたいだから。 おもいでから1年5ヶ月ぶりな道草屋、せりさんむっつめになります。
随分お久しぶりです。私は3年の半分待ったのだ。
今回もボリューム満点の3編、時間にして3時間と聞くにも気合を入れねばならない構成です。
音質については…もはや語るまいよ。
第一部はクリスマスプレゼント。可愛い小狐さんが今年よい子にしていた旦那様を癒しちゃいまーす♪
…はいそこノリ悪いからね?ポイント減よ?
というわけでマッサージ&耳かき、仕上げに耳舐めとなります。
流石この店の女将です。全てが文句なしの特級のクオリティでございます。
あとやっぱり可愛らしいなこの人!
第二部は季節外れの怪談話。
芹さんというとコレというくらいの十八番。そのせいか夏のイメージが強かった芹さんでございました。
とはいえ、冬にする怪談も乙なものかと。ところで寒さを上書きするとどうなる?
答え、Wあまがみがくる。蜘蛛はいません。
第三部は諸事情でいっしょにご飯。ある意味、今作のメイン。
女将さんと一緒に暖房の効いた部屋でおこたに入っておうどんをちゅると啜りながら雑談です。
このパート、お宿での雰囲気とガラリと違って生活音がそこかしこから聞こえてきます。
そういう点から見ると、「仕事外のオフの状態である芹さん」とお話していることになるかと。
なんとなーく、前パートとは違う暖かさがあるのではないでしょうか。
しかしまぁなんだかうどんが食いたくなる。
前2パートの「お仕事内での関係」も6回目ともなると親しさがにじみ出ていますが、3パート目の「お仕事外での関係」にはこれまでと違った雰囲気を感じとれると思います。
そういった部分がこれまでの作品にはなかった新しい魅力のように感じられました。
ところで世話焼き女房ってこんな感じなんだろうかね…はぁ、元気注入されたい… このサークルの作品は大好きで全部買ってます。私はどちらかといえばロリ系が好きなんでこのサークルの作品だとすずしろが押しキャラになるだろうと思っていたんですがこのサークルでは芹さんが一番好きです!
こ数作怪談がメインになって十分い作品なんですが個人的には怪談の比率を下げてもっと可愛い芹さんを聞きたいと思っていたので今回の作品はドストライクでした!
芹サンタとか笑えるし可愛いし何度聞いても飽きないなんか不思議な魔力がある!
たぶん自分はロリコンだと思うんですが芹さんは好みの壁を超越するほどに好感が持てた最高の女です! 上京して早2年、都会は未だに慣れませんが自分の散歩道くらいは出来るようになりました。
年末のこの時期新作の通知を受け、前作に倣ってダウンロード。
仕事納めの晩、床につきプレーヤーを開きました。
癒されつも少しお茶目な芹さんとはこべらさんの掛け合いに癒されつ、終盤に差し掛かりました。
バスを乗り過ごした自分を、芹さんな母屋に招いてくへるというもの。
少し離れたところから聞こえる台所の音、世話を焼く芹さんの声、身支度から見送りまでの暖かさ、抱きしめられた時の温もり、
あるはずのない温度がそこにはありました。
大晦日の夜、少ない友人は皆帰省や旅行で都合があり、1人で晩酌の用意をしました。
酒を買いに行ったスーパーで、蕎麦の脇で居辛そうにしているアルミの鍋焼きうどんを買いました。
付け合わせの具材だけでは寂しかろうと、野菜や鶏肉も買いました。
帰ってきてからお餅を買い忘れたことに気付き、パーカーを羽織った部屋着にクロックスでコンビニへと向かいました。
先から芯まで凍てつくような寒空でした。
アルミの鍋では溢れそうだったので、1人用に10円ショップで買った土鍋に移し替えました。
仕上げに卵を入れ、ちょっと高いビールと一緒にすりました。
先ほどの寒さをやんわり溶かしてくれるうどんでしたが、なんだか物寂しい気分でした。
新年になり、SNS上で挨拶を終え、酔いの回ってきた私は早々に布団へと潜りました。
前のように、プレーヤーを立ち上げ、聴いていました。
鼻がツン、としたかと思うと、涙が一粒溢れ、訳もわからず流れ続けました。
夢なんて知らなければ、こんな想いをする事もなかった。
こんな作品買うんじゃなかった。
おかしな人間だ、正気ではない、と思われるかもしれない。
でも、同じ作品を聴いたあなた達なら分かってくれると信じたい。
私は芹さんに、道草屋の皆に会いたい。 芹さんがいつも通り、おしゃべりして耳かきして、怪談をして。ちょっといたずらもして。
今回は母屋でご飯までいただけちゃいます。
息遣いや身動きの音が確かに聞こえて、芹さんと、一緒にいる空間までもがそこにあるような感覚です。
特にそんな冬の日。のパートは環境音が素晴らしく、いろな音が聞こえてくるのですがそのどれもが安心感を生んでくれるよう。
なんてことない雑談も、空気の流れも、いつもの「おもてなし」とは少し違う「世話焼き」。
一つが温かくて、なんだか嬉しくなってしまいます。
終わりが近づくにつれ少しづつ大きくなっていく切なさも、終わった後の澄んだ気持ちも、このリアリティがあってこそ。
きっと「また来ます」と言いたくなります。 道草屋シリーズの芹さん6作品目。
作品を重ねるごとにい意味で崩れてくる口調。
特に作品の後半にある母屋での会話なんて、従業員モードもかなりなくなっており、キャラの素がより強くなっています。
作品の内容もさることながら、音声の長さも80円台の作品では圧倒的なコスパの良さ、道草屋ファンなら迷わず買いです!
あらすじ
年末のしんとした宿、陽気で話したがりな店員さん。
石油ストーブとやかんの沸く音、台所から響く包丁の音、
静かでほっと安心できる、おうちの音。
耳かきとお目々マッサージ・怪談と二人であまがみ・こたつでうたた寝、
実家に帰ると世話を焼かれる、あの感覚。
3.5本入りの安心系立体音声です。
—-トラック—–
●芹さんたさん。●
石油ストーブに乗ったやかん、立ち上る湯気。
しゅんしゅんと静かな冬の音の中で、ゆっくりお目々マッサージと耳かきです。
お休みのお供にどうぞ。
※あまがみパートはスキップしてもしっかり繋がります。
01-芹さんた
07:56
02-お目々マッサージ
09:25【マッサージ、耳揉み】
03-さんたさんあまがみ
09:14【あまがみ】(スキップ可)
04-右耳かき
12:55【耳かき】
05-左耳かき
13:15【耳かき】
06-すりこみさん
04:55
合計
57:41
●芹さんの、ほんのり怖いお話●
良いお年の店員さん二人が協力して、ほんのり怖い怪談です。
後半は二人であまがみと、年末のご挨拶。
苦手な方はスキップして下さい。
01-道案内のはこべらさん。
02:57
02-知らない和室
06:32【怪談】
03-ようこそいらっしゃいませ
02:50
04-天袋
06:10【怪談】
05-猟師のお話し
08:38【怪談】
06-黒電話
10:57【怪談】
07-すたっふ紹介
08:42
08-あまがみ比べ
04:55【両耳あまがみ】
09-年末のご挨拶
04:19
合計
56:05
●そんな冬の日(前)●
バスに乗り遅れたお客さんに、宿ではなく母屋で料理を振る舞います。
寒いだろう寒いだろう、お腹が空いているだろう、
実家で無理にお世話を焼かれるあの感覚、
こたつでゴロゴロしながら包丁の音でうたた寝です。
お暇な時にどうぞ。
※最終トラックはループ版も有ります。作業用、うたた寝用にどうぞ。
01-バス停
01:48
02-帰り道
06:40【自転車と小川】
03-台所
07:02【台所で調理の音】
04-鍋焼きうどん
21:35【うどんを食べる音】
05-うたたね
00:06
05-うたたね(ループ用)
11:07【台所で調理の音、ループ用】
合計
48:20
●そんな冬の日(後)●
うたた寝していたお客さんを起こして、バスまでお見送りです。
年末なので終わり良ければ全て良しな、スッキリした感じのおまけです。
01-世話焼きさん
06:20
02-帰り道
06:10【自転車と小川】
03-バス停。元気注入!
03:28【ハグ】
合計
15:58