【エモ射精】夏、フられた二人の慰め合い×自棄セックス。【KU100/エッチ部分のみ★アドリブ生収録/参考台本付き】 [+Dream] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
『ごめんなさい、私…好きな人がいるから。』
勇気を振り絞って渡した手紙にはすぐ返事が返ってきた。
『僕の渡した手紙』の上に貼られた『お断りのメッセージカード』。
纏めて握りつぶしてズボンのポケットに押し込み、一人帰路につく。
憧れて、好きで、ようやく勇気を出せたのに…
もう、何もかもどうでもよくなった。
僕なんてもう…どうなったって…
「ねぇ、落とし物」
茫然自失で歩いていた僕は、突然の声にビクッと飛び跳ねる。
振り返ると、長い艶やかな黒髪が印象的な、美少女がいた。
隣町の制服――
可愛いと評判の白いシャツにグレーのスカート、校章の入ったエンジのネクタイ。
前髪を止めた青い髪留めがずれていなければ清楚で成績優秀なお嬢様というイメージだろうか。後は…そう、目が赤く腫れていなければ。
「君ってフラれたの?」
驚いて彼女の拾った『落とし物』を見る。
それは紛れもなく…
「だったら一緒だね」
手紙を奪い返そうと体が動き出すより早く、彼女が微笑んだ。
泣きはらしたのがわかる寂しそうな瞳が、印象的だった。
僕は、ただただ立ち尽くす。
「あはは、、、一緒だ。私もさっきね、フられちゃったんだ。」
「ホント、辛いよね。…ずっと好きだったのに…」
いつの間にか、僕は彼女と並んで座っていた。
公園のベンチ、なぜか奢られたお茶を飲みながら、彼女の話を聞いている。
好きになってもらえるように努力したのに――
可愛いって言ってもらえるようにおしゃれも頑張ったのに――
――私ね、エッチなお勉強までしたんだよ?
空笑い、切なげに、涙を浮かべながら…彼女はこぼし続ける。
僕はそれをひたすらに聞きつつ自分と重なる部分になんとなく共感しながら手のひらサイズのペットボトルの飲み口を見つめ続けていた。
「…ね、私とエッチしない?」
………?
彼女が、何を言い出したのかわからなかった。
10秒考えても思考が回らず、彼女に視線を移す。
「だから、私と今から…エッチしようよ。もう…何もかも嫌なの。君も、でしょ?」
彼女は悲しそうに笑った。
「今1人になると死んじゃいそうなの…辛くて無理…」
僕に向かって伸ばされた手は、救いを求める手だった。
「一緒に慰めあお?エッチすればきっと…全部、どうでもよくなる気がする」
この手を拒否することは、今の僕にはできなかった。
その気持ちが、痛いくらいにわかるから。
「自棄(ヤケ)でエッチなんてよくないよね。わかってる。私初めてだし…」
でも、と彼女は呟いた。
「今は…無茶苦茶なことがしたい。顔も知らない、名前も知らない君と…」
唇に柔らかい感触。
女の子の匂い。
温かい、体温。
「セックス、したい」
サンプル
レビュー
なんだ、しっかり甘々じゃあないか!(たすかる)個人的にちょっと「重め」な作品は、聴き手のコンディションが万全でないとなか手を付けにくい…ということもあると思っています。
この作品もエモを強調されているので、「こちらも気合を入れて聴く必要があるかな…!」と少しだけ構えていた部分があったのですが、自分とのえっちに没頭するヒロイン刹那への愛おしさが背景の悲壮感をすぐに上回り、気楽に聴き進めやすい作品だと感じました。
行為の最中の刹那の態度は、投げやりどころかこちらへの信頼感がどん伝わってきて甘々な雰囲気すら漂ってくるので、むしろ心が疲れている時にこそ聴けば癒される作品ではないかと思います。
肝心の内容で一番グッと来たのはイラマチオのシーン。
こちらを安心させてくれるような穏やかな口調と、それでもどうしても漏れてしまう苦しそうな声…!というMOKA。さんのお芝居が素晴らしく、自棄的な刹那の心情をまさしく表現しているように感じるトラックでとても印象的でした。
初めて同士の2人が、辛い気持ちを忘れるために「気持ちい」にただひたすら没頭するセックス。
最も印象的で忘れられない初体験の一つと言ってもいかもしれません…! お互いに失恋して傷心真っ只中の状況からやけっぱちで行うエッチの数々がなんとも新感覚で、とても印象に残った作品でした。
互いの名前も知らないまに、双方が抱えてしまったやり場のない感情の発散として行為が行われるという、純愛というには結構爛れた、しかしやけになっても相手への愛しさや気遣いは抱けるので陵辱展開や鬱展開には決してならない絶妙なバランスが普通の純愛もの作品とはまた違った魅力を持っていて、それがなんとも癖になります。恋ではないし愛とも少し違うような…これがエモなのでしょうか。
他の音声作品とは一風変わった少し不思議な感覚を楽しみたい方はもちろん、(聞いたタイミングが自分がたまそうだったのですが)傷心中だったり、やり場のない感情を抱えている方は感情移入度が段違いなのでぜひ聞いてみて欲しい作品です! フラれて玉砕した二人から始まるストーリー。
自棄ではあるもの、重たい雰囲気はなく、柔らかい雰囲気が
感じられました。
また、冒頭の”エッチ”という言葉のチョイスなど
節々に初々しさが演出されていたように感じます。
自棄から始まったけど、二人は惹かれあう。
本命ではなかったかもしれないが、
こんな出会いから始まるストーリーにエモさを感じました。 恋破れた2人がたま出会い、自棄になって体を重ねる…というのがお話の始まりです。
そのようなお話の始まりですが、単純な性の捌け口として乱暴に扱うのではなく、(刹那ちゃんは「雑に扱ってほしい」と言いますが)言葉や行為の端々にお互いの思いやりが垣間見えるエッチで、この作品のポイントである「エモ射精」に向かっていきます。(作品の紹介には「イラマチオ」とありますが、陵辱するようなものでは無いです)
やはり今回の一番の聞きどころは、ラブレターを破りながらの「エモ射精」です。失恋した気持ちから吹っ切れながら、2人同時に達した時、2人の寂しさを埋められたような感情になりました。 「お互いの手紙を交換してイク瞬間に合わせて破く」と知って、購入しました。
聞いたことのない変なシチュですが、そこに「こだわり」があることは聞いただけで分かりました。そして実際に聴いてみて、それは、確実に私の性癖の奥深くにぶっ刺さりました。過去の自分に決別をするために相手に手紙を破いてもらい、自分は相手の過去を上書きするように手紙を破るという状況は、私に、歪で強烈なリビドーを誘いました。言うなればそう、これは「自分寝取らせ兼相手寝取らされ」です。
また、事前告知から推されていた後背位パートは、やはりバイノーラルを活かした距離感の演出が神懸っていました。まるでそこにいるかのような立体感のある音声は、没入感を引き上げるのに一役買っています。さらにこのトラックにおいては、(この作品は「理解らせ」ではないので、聞き手とヒロインが「精神的に対等」としますが)聴き手と精神的に対等なヒロインがバックで思いっきり突かれて、思わずオホ声っぽい喘ぎが漏れてしまうのも良かったです。
なお同じく「距離感」で言えば、track3もおすめです。
ちなみに、付属の「物語のはじまり」に、それぞれの好きな人にフラれた二人が出会うシーンが描かれているのですが、自分の場合は、文字で読んだけで、このシーンを音声で聞いたかのように錯覚するほど理想的なシチュエーションで、作品への没入感を高めてくれました。 私がこの作品で感動した点は、後半へ行くにつれてヒロインが徐々に自分らしく行動するようになっていく様子。
そしてそれがアドリブによって効果的に表現されているところです。
物語の導入は失恋した主人公のラブレターをヒロインが拾うところから始まります。
えっちなこともネットで勉強したというヒロイン、ところどころで”ネットに書いてあった”
という発言が目立ちます。きっと相手のことを思いながら一生懸命勉強したんでしょう。
物語の中盤で、二人はラブレターを破き、悲しい過去と決別します。
こからヒロインは自分らしい行動をとれるようになります(もうネットなんて言葉はでてきません笑)。
その様子がアドリブによって自然に表現されていました。
最終的に「へ、そ、君のこと利用しようとしてますwダメ?」
このセリフに刹那ちゃんの過去との決別の達成と、自分らしく行動できるようになった彼女に起こった変化がよく出ているように感じました。
物語としての刹那ちゃんの変わっていく様子の解像度が非常に高く、エモを感じることができました。
刹那ちゃんの様子に注目して、通しで聞いてほしい作品です!