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レビュー
R18作品を制作される皆さんが必ず一度はぶつかるであろう難題に真っ向から挑んだ(?)本作。
ユーザである私自身、心を揺さぶられるような感動とエロは相性が悪いと考えていましたが、
この作品を繰り返し聴くうちに、それらは両立が可能であると感じるようになりました。
自称「欠陥品」のヒロインが、自らの務めを果たそうと懸命に奉仕する姿はいじらしく、胸を打たれます。
感情表現に乏しいとは言えその声は柔らかで心地良く、愛玩用として組み込まれた知識を駆使した奉仕に、
少々罪悪感を覚えつも興奮してしまいました。
一人の女性として大切に扱われる状況に戸惑っていたヒロインが、主人公のひたむきな優しさに接するうちに、
徐々に自身の中にある主人公への想いとも向き合えるようになっていく様を、苺役の野上菜月さんがとても丁寧に、
じっくり演じておられたのが印象的でした。
笑われて少し拗ねるような声が聞けた時には、大変萌えつもヒロインの変化を感慨深く思ったものです。
主人公への愛情を明確に認識してからの、序盤の務めとしての奉仕を塗り替えて行くような熱情を伴ったHシーン、
そこには感動と、そしてエロの両方が確かにありました。
キスひとつ取っても、主への奉仕の為のものと、溢れ出る想いに突き動かされたものとでは演じ方も異なり、
タガが外れたようなヒロインの様子に私自身昂りを抑える事が出来ませんでした。
一度通して聴くだけでも十分にストーリーを味わう事は出来ると思いますが、こは敢えて、一度最後まで聴いたのち
更に繰り返し聴く事によって受け止め易くなるエロ部分も楽しんでみてはいかがでしょうか。
キャラ設定、それを活かす脚本、そして演技の良さによって作り上げられたHシーンも、確かにこの作品の魅力なのですから。
タイトルとキャストさんに惹かれて購入しました。
シナリオがテーマに沿っていて、起承転結がしっかりしていたように思います。
「愛玩用クローン」という設定を上手く活かしておりまして、
拾ってくれた主人に恩返しがしたい→自分に出来る事は性的な事しかない
と不器用ながらも健気なヒロインにのめり込んでしまいました。
音回りに関しては違和感を感じる部分が全くなく、没頭して作品を楽しめました。
プレイ中の音の波にも緩急がついて、プレイの激しさを演出されていたのも良かったです。
献身的な女性が好きな方、シナリオ重視の音声作品が好きな方、雨の日の捨て猫を放っておけない方におスメの作品です。
クローンと言えば、およそほとんどの方が聞いた事がある言葉だと思います。私の理解としては、既にこの世界に生を受けた生命の遺伝子から造られる、いわゆるコピーのようなもの。と言った感じ。
本作は、そんなクローンを量産することが可能となった世界で起きた、ひとつの出逢いの物語。
本作の主人公(聴き手)は、廃棄処分から逃れてきたとあるクローンを、どうしてか拾って保護し、さらには自身の欲望を満たすような扱いはせず、ひとりの人間、ひとつの生命として扱うことしました。
拾われたクローンは、はじめは感情を持たず、自身を『欠陥品の愛玩具』と言い、『奉仕』と言って主人公に擦り寄ることをしていましたが、主人公の優しさ、愛情を受けるにつれて、感情を持ち、ひとつの生命として成長していきます。
やがて、寿命という逃れられない恐怖と対面することになりますが、それもまた、主人公の愛情によって乗り越えていく様が描写されています。
主人公に『苺』と名付けられたクローンを演じるは野上菜月様。
苺が成長し、感情を芽生えさせていく様を違和感なく演じ切られ、とても素晴らしかったと感じます。ファンの方なら聴くべきと思います。
クローン研究は、現代リアル世界でも進められている事項であり、もしかすると将来そう遠くない未来に、この作品の世界のようにクローンを量産できるような世界に、リアル世界も近付いているかもしれません。
クローンと言えど生命は生命。自然の営みから生を受けた我々が、趣味嗜好の為にと量産するべきではないと思いますし、ましてや欠陥品だからと廃棄処分するなどはもってのほか…と私は考えます。
現代でも、望まれず生まれた命という話や中絶などが行われており、まるで量産→欠陥品は廃棄する、作品内のクローン工場のようなことを行っているんだなと…
そんな風に、ふと生命について考えさせられた作品でした。
クローン製造工場に勤めるあなた(リスナー)はある日、欠陥品として廃棄寸前のところを抜け出した愛玩具専用女性モデルのTSY3-015に出くわす。
事切れそうになるすんでのところで、匿うことに。
会社にバレたら規則的にヤバいとのこと。(まあ一応会社の商品だったから?
愛玩具クローンの女性タイプ。ざっくり言ってしまえば人間女性の見た目ながら男性の夜伽などを行う、動くドール的なのが本懐で、助け匿うわ良いものそれ以外の言動は拙い。
型番から苺と名付け、そんな彼女と始まる共同生活。
性行為を生業とし、奉仕しようとする彼女がいつしかあなたに触れ続け”人らしさ”を身に付けていくというお話。
最後はちょっとね、うるっときましたね。
ラストは専門用語が混じるのと、苺自信の台詞が途切れつになることで一発で理解しきるのは難しいですが、つまりはお二人結ばれます。ヤッタネ!
感情の薄いクローン・アンドロイドが苦難を乗り越え人間と結ばれるというあらすじは割とありますが、ラストの方に詰め込まれた設定アレコレで、おぉーとなりました。
プレイの方も、演じる野上菜月さんの無機質なクローンに寄せつもしっとりした感じがよくてですね。
みんな大好き耳なめやなんやかんやいっぱい!
でもやっぱりねー、最後のね、苺の綻ぶ笑顔、それを聴き手に想像させるそこに至る感情の波とかね。
演じ方やっぱすごい!
種を越えた二人に咲いた愛の花。
枯らさずにこれからも。
今回初めてドッグイヤーカンパニー様の作品を購入させていただいた者です。結論から言うと…いや、非常に感動しました。
いわゆるクール系とは異なり、感情の起伏が乏しいわけではなく、表現の仕方がわからないヒロイン。彼女は自らがクローンであり、普通の人間とは添い遂げられない長さの寿命に設定されていることを知っています。作品が進むにつれ、人間らしい感情表現が増えてく彼女ですが、恋人同士として求めあう喜びの裏には、自身の未来に対する嘆きが見え隠れしています。ヒロインが泣きじゃくる場面ではこちらも深く胸を打たれました。
そして、そういった過程を経てのラストシーン…これは圧巻でした。こまでシナリオに感動を織り込んだ作品は珍しいのではないでしょうか。
また、キャラクター・シナリオ・声優の親和性も高かったように感じます。特に声はイメージにぴったりという感じで、作品世界にスムーズに入り込めました。こういった点もこの作品の素晴らしい点であると思います。
普通のオナサポ音源とは一味違い、恋人同士の愛に満ちた時間をたっぷり堪能できる本作。あなたも苺ちゃんをお迎えしてみては?
欠陥品ということで、切ない別れがあるのかと想像してしまいましたが、最後は感情たっぷりで抜き挿しながらディープキスしちゃうあまラブな恋人セックスでした。大好物です!
愛玩具としての能力は一級品なので、プレイの内容はどれも、とても気持ちよくて羨ましい限り。
この世界での正規品は注文時に好みのプレイをプログラムされるそうですが、この子みたいに僕の気持ちいところを探りながらのじっくりフェラは味わいたいです。