図書ぼっち「理解、言葉、共依存」 [歌い鈴] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
クラスメイトのヤビツ藍は、いわゆる「陽キャ」の輪に入る存在だ。
笑顔は明るく、声は大きく、スクールカーストなる理論に準じて考えるならば、一軍二軍の狭間あたりに位置するだろう。
教室ではいつも友人らと机を囲み談笑している。何とも楽しそうな光景であるが、その姿には何故だろう、妙な違和感があった。
当校の図書室はいつも席がまばらであり、満員なんて言葉とは程遠い。
しかしその僅かな利用者――常連の中にヤビツはいた。
たまにひとり、図書室で静かに本を読む姿を見かける。
本棚の陰の読書用スペースに座って、物憂げに沈黙した顔つきで、ひっそりと読書に没頭しているのである。
そんな姿を何度か目撃し、俺は先の違和感の正体に気づいてしまった。
こいつは、「陽キャ」になり切れない魂を持っているのではないか。
ヤビツを観察するうち、もうひとつ、重大な事に気づいてしまった。
俺は、彼女が好きなのだ。
――
見かけは明るく、内面真っ黒。そんなヤビツ藍との邂逅、日常、関係を描いたドラマ作品です。
何の問題もなく学校生活を送っている彼女。朗らかに笑い、人間関係は良好。
しかし実は精神に異常をきたしており、メンタルが非常に不安定。誰に対しても憎悪を抱き、自分自身こそ最も賢い人間であると確信しています。
物語は彼女の一人称視点で進んでいきます。
※後日談も発売予定です(R-18作品)
内容:
1.最悪の出会い……10:01
彼女との出会い。
陽キャながらも図書室に通う彼女に違和感を覚え、思い切って声をかける。
しかし吐き出した言葉は、彼女の核心を揺るがす禁断のワードだった。
2.最高の吐露……07:35
告白の時間。
即答で拒否されるかと思いつつも……。
3.最優の捌け口……07:33
まさかの提案だが、悪い気はしない。
彼女はきっと、いや確実に闇を抱えている。
それを少しでも和らげる事が出来るのならば。
4.最低の会話……07:51
ヤビツ藍もだんだん、こちらに興味を持ち始めたらしい。
5.最近の日常……06:05
数日を跨ぎながら会話を重ね、険悪なのかなんなのかよく分からない関係に。
ヤビツ藍はだんだんとあなたに心を開いていっているようだ。
6.最後の壁……18:10
愚痴も言わないような間柄。親密な関係になっていく二人。
しかしあなたの心境は違った。言わなければならない事がある。
突き詰めなければならない現実がある。それは……。
7.最愛のひと……02:24
合計(本編):59:41
8.(おまけ)スペシャルプラン加入者・お名前読み上げトラック
:制作(敬称略):
キャスト:
ヤビツ藍(CV.藤村莉央)
イラスト:
らっち
効果音:
On-Jin ~音人~
効果音ラボ
企画・脚本:
雲井砂
サンプル
レビュー
表は陽キャ、内面はドロとしたものが蠢くヤビツ藍ちゃん(CV:藤村莉央さん)と通話をしながら、共依存の関係に陥っていく作品です。今までの歌い鈴作品の中で最も共感できる作品だと感じました。
陽キャでも陰キャでも、誰もがコミュニケーションの中で自分を偽っていると思います。
その気持ちをヤビツ藍ちゃんが代弁してくれるので、非常に共感し、心に響く物語だと思います。
また、藤村莉央さんの演技も素晴らしいです。
表のヤビツ藍ちゃんと裏のヤビツ藍ちゃん。
豹変っぷりが凄いです。特に裏。
この口の悪さはもはやアドバンテージ…可愛さに繋がりますね!
非常に心が揺さぶられる作品でした。
続編も聴きましょうね…! このサークルさんの作品ではなかないシチュエーションの作品です。
前半はヒロインのヤビツさんに罵詈雑言(罵詈雑言といってもそこまでキツイ言葉は無いです)を吐かれながらも中盤、後半と作品が進むにつれての態度の変化のギャップが良かったです。 発売予告がされた時点から楽しみにしていた本作、私の知っていた事前情報は「ヤビツ藍ちゃん(本作ヒロイン)がショートヘアーでぐうかわ」と「腹黒性悪で口がめっちゃ悪い、でも最後にはベタ依存するらしい」というものでした。
本作は、ヤビツ藍ちゃんという女の子との「すこし変わった」出会いからはじまります。
私たち聴き手は、作中に登場する藍ちゃんとお話しする男の子の立場になります。物語は、藍ちゃんの一人称視点?で進みます。
まず序盤。藍ちゃんの可愛くて甘い猫なで声と、低く吐き捨てるような罵詈雑言とのギャップがすごい。罵詈雑言といっても、そんな激しいものではないですが。本作の個人的見所その1です。
次に中盤。藍ちゃんが徐々に男の子(私たち)に興味を持ち始めたのか、相変わらず口は悪いもの語気が柔らかくなり、少しずつ仲良くなっている関係性の変化が伝わってきます。そのあたりも、CV藤村莉央先生の高い演技力によって表現されていて、個人的見所その2です。
そして終盤。二人の距離感を一変させる「あること」が起きます。ネタバレになるので詳しく書けませんが、加速度的に物語の疾走感が増していき、最後まで聞き終わった直後に「ちょ、まって!すごい!もう一回最初から聞く!」となります。個人的見所その3です。
脚本を担当された雲井砂先生の、一つの言葉に込められた想いが伝わってくる「言葉」の連続…。可愛くて、強気で、不器用な女の子との濃密な60分間。是非、試聴版で気になったら手に取ってみてほしいです。 まず、某動画投稿サイトの試聴版から知った今作、購入前の時点で期待大でした。
表と裏のある少女ヤビツさんに主人公が彼女にとって知られたくない裏を悟っているような発言をし、始まっていくわけですが、中々彼女の裏が黒いこと。他の方の言うようにそこまで酷い罵詈雑言が飛ぶわけではないのですけども、こういう作品はそこまで知らないので結構思い切るんだなというのは印象として一つ。
そして、通話の中でそれを聞きながらもぶれない主人公とそれに戸惑う彼女のやり取りはどうしてもにやしてしまいますね。
また、それがある程度進み後半になりますと急速に進んでいきます。これに関しては主人公がいだく思いというのが前提としてありますので違和感はないと思います。
最後に、このように私の思ったことを好きに書いたわけですが一言で言ってしまえばこの関係と展開最高にいよね…ですはい。
試聴版である程度どういう形の作品かは伝わるかと思いますので続きが気になる方、是非。 共依存っていよね…(挨拶)
この作品ではひょんなことで出会ったヤビツちゃんとただならぬ関係に発展していく話です。ヒロインであるヤビツの性格が強烈で、それ故にデレた時のリアクションの破壊力がとても高いです。 歌い鈴さんの作品を買うのは何回目かなぁ…
とにかくストーリーに惹かれるものがある。
今回はたま共依存の文字が目にとまり、割引き期間であったので購入しました。
最初の方、彼女はそっけなく、これ本当に共依存の関係になるのか?と半信半疑で聴いていましたが、しっかり最後はイチャな雰囲気にまでなりました。
是非購入して欲しいと思います。