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アラビアンナイト</breath>2~蒸気義足のシンドバードと白鯨の物語~ [毛ガニデパート] | DLsite 同人 – R18

    アラビアンナイト</breath>2~蒸気義足のシンドバードと白鯨の物語~ [毛ガニデパート] | DLsite 同人 – R18

    あらすじ

    蒸気義足のシンドバード(シンドバッドのアラビア語読み)が白鯨に挑むアラビアン・スチームパンク。
    前作とは独立した話です、この作品だけでも問題なく楽しめます。
    共通するのは、語り部であるシェヘラザードの設定だけです。
    シェヘラザードが語る事になったいきさつは、前作(https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ305916.html )のプロローグをご覧ください。体験版で聴けます。

    ※第六夜から始まるのは、前作の話が第一~五夜だからです。

    サンプル

    アラビアンナイト</breath>2~蒸気義足のシンドバードと白鯨の物語~ [毛ガニデパート] | DLsite 同人 - R18
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    レビュー

    この作品は前作「アラビアンナイト~錬金術師と魔神の物語~」がありますが、作品紹介に記載の通り、特に聞かないと話がわからないといったことはないです。
    チャプターを見た通り、第何夜と話が分かれている構成になっていますし、一晩ごとに少しずつ聞くと作品に没入できるような気がします。
    話の内容的にはいわゆる捕鯨をテーマにした小説の「白鯨」をモデルにしたものです。この作品固有の特徴としてはやはり、語る話の登場人物がすべて男性であることから、男性的な演技、台詞をする浅見ゆい演じるシェヘラザードでしょう。非常に多彩な男性の演技をされており、感心するばかりです。 アラビアンナイトを語り部自らリブートしていく物語の、続編です
    タイトルから読み取れる通り、白鯨と船乗りシンドバードを、
    スチームパンクな世界観で再構築しています
    (富士鷹ジュビ□先生が描くからくりがお好きな方に、ぶっ刺さりそうな雰囲気です)
    そして舞台は舟の上、作中世界で一攫千金を狙える捕鯨という仕事を、
    夢と現実を縒り合わせるように紡いでいきます
    現代日本だと、カニ漁船とかマグロ漁船とかでイメージすると馴染むかもしれません
    物語の結末に際して、副船長格の一等航海士の選択…選ばなかった事が重要になってきます
    頭目を立てる事は尊いけど…尊いけどさ…
    シェヘラザードが主人公君と共に暮らす生活になれたと思しく、
    バックナンバーと比較してぐい来るようになっています
    そう言えば、この人本来は強者側だったわ
    数年に亘って死地から生還し続けた胆力は健在なようです まず、『全年齢』の表記を見てブラウザバックをしようとしている貴方へ。
    ほんの5分だけ話を聞いていって欲しい。
    この作品はシリーズ物の第2弾だが、話の内容は独立しているためいきなりこちらから聴いても問題なく楽しめる。
    ジャンルとしては「寝物語・読み聞かせ系音声」というのが妥当だろう。語り手は『千夜一夜物語(アラビアンナイトという訳題でも有名)』のシェヘラザード。某偉人バトロワ作品よろしく現代に召喚され色々あったようだが、要するに
    『トーク力がハチャメチャに高い、い声でイ性格の女』と理解していれば充分。
    浅見ゆい氏が演じるこのシェヘラザードが曲者で、物語の途中、風が吹く表現と称して耳元で吐息をかけ、恐怖を煽る場面ではねっとりと重苦しく囁いて…と、あくまで全年齢作品の範囲ではあるがS(サービス)っ気たっぷりにこちらを揺さぶってくる。
    それでいてお話自体の面白さについ引き込まれてしまい、気がつけば「今日はこまで」「明日のお話はもっと面白いですわよ…♪」の声を耳にして初めて、続きを渇望している自分に気付くのである。
    作中の登場人物が男性(それも荒くれの海の男たち)ばかりというのも面白いところで、語り手の女性らしい声とセリフ中の渋く力強い声の演じ分けも見事。本当にありがとうございます。
    ところで、千夜一夜物語は9世紀のアラビアで生まれ、その後様々な民族によってエピソードが追加されながら、千年近くかけてイスラム圏からヨーロッパへ、そして世界へ…と広まっていった経緯がある。
    この作品はある意味「千年前の中世アラビアの人々が夢中になったシチュ」と「現代日本のオタクが愛する音声作品」の、時空を超えたコラボレーションと言っても過言ではない。
    最後に、お買い求めの際はぜひ「一日1トラックずつ、アフタートークは最後まで聞いてから」の試聴をお勧めする。守れないと多分、シェヘラザードに遠回しにすごい馬鹿にされる。 内容は、アメリカ文学の超有名な作品の二次創作といった感じです。個人的には、前作のおとぎ話要素のあるファンタジー色ものが好きですが、アラビアンナイトという数々の興味深い「物語の詰合せ」という観点からすれば、ファンタジー色の少ないこういうお話もあり、ということなのでしょう。
    前作からの続きで話数がカウントされ、今作の前半は描写主体で進められます。海の男の物語なので、語り手サーヴァントのシェヘラザードの魅力を強調してバランスをとるように書作られています。魔法や錬金術といった派手さがないので、声優さんの力量とシナリオの文章力だけでもっていく感じです。最後で物語は大きく動きます。
    3も期待しています。