夏の終わりのモノローグ [Re:sound] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
※本作品は一部バイノーラル収録です。苦手な方はご注意ください。
※体験版でシーン1とシーン2を試聴することが出来ます。
赤色の菊の花言葉は「愛情」
黄色の菊の花言葉は「破れた恋」
≪作品紹介≫
年に一度の、夏祭りの日。
「あなた」の後輩、リッカは夏祭り当日に交通事故に遭って亡くなってしまいます。
あれから、三年。
「あなた」の気持ちを置いて進んでいくかのように、三年の月日が経ちました。
今年も、夏がやって来ます。年に一度の、夏祭りの日。
「先輩と夏祭りに行くの、ずっと、ずっと、楽しみにしていました」
「この世に対する未練、でしょうか」
「今日一日だけ、帰って来ちゃいました」
「まだ、私のこと、好き、ですか……?」
「三年経った今も、私のこと、想っていますか……?」
一日だけ「あなた」の元に戻ってきたリッカ。
三年前のあの日を取り戻すかのように、二人は夏祭りに行くことになります。
おいしいものをたくさん食べたり、射的で遊んだり、誰もいない神社で二人きりで抱きしめあったり、線香花火を楽しんだり……。
楽しいはずなのに。嬉しいはずなのに。幸せなはずなのに。
「成長したあなた」の姿に「三年前で止まっているリッカ」は戸惑い、そして、もう自分はこの世界にはいないのだと、強く感じてしまいます。
そして始まる、花火大会。
打ち上がる花火と共に、リッカは「あなた」に告白をします。
「自分に自信がない女の子」をテーマとしたサークル Re:sound 14作目
りんご飴のように甘くて、わたあめのように、口にしたら消えていく私とあなたの物語。一日限りの、刹那的なモノローグ。
「花火が、上がる」
「花火が、上がる」
「みんなの思いを込めて、まるで明るい未来を象徴するかのように」
「花火が、上がる」
「大切だったはずの思い出も」
「好きという気持ちも」
「みんなみんな、夜の空に消えていく」
≪POINT≫
・計8章で、奇数章は通常の語りかけ、偶数章はモノローグ(語り・独白)で構成されています。どんな雰囲気なのか掴んで頂くために、シーン1とシーン2を試聴版に設置しております。また、モノローグの部分は台本を同梱してあります。読みながら聴くのも一つの楽しみ方です。モノローグに集中して頂くために、効果音などはほとんど入れていません。
・リッカを演じるみもりあいの様の、幼く甘い声が、モノローグにとても合っています。とても癒されて、眠たくなってしまう人もいるかと思われます。寝具の上やソファーの上など、眠ってしまっても大丈夫な場所で聴いてください。
・ヒロインが泣いてしまうシーンがあります。シーン7は、みもりあいの様本人が本当に泣きながら演じています……。
・リッカは喋るのが苦手な子です。様々なことを、口にはしないけれど考えています。モノローグ部分で、彼女の本音が聴けるかもしれません。
・甘々なシーンはバイノーラルマイクで収録しています。リッカがたくさんたくさん甘えてきます。フリートークはなぜか4分もあります。
◇ トラックリスト ◇
シーン1 夏の終わりのプロローグ (7:30)
シーン2 モノローグ『夕方』 (6:14)
シーン3 先輩の背中とウサギな私 (8:25)
シーン4 モノローグ『傷痕』 (10:45)
シーン5 好きを伝えたくて (14:24)
シーン6 モノローグ『花火』 (13:22)
シーン7 忘れてください (5:05)
シーン8 『夏の終わりのモノローグ』 (3:00)
計68分45秒
おまけのフリートーク (4:08)
体験版でシーン1,2を全て試聴することが出来ます。
当作品の著作権はRe:soundが所有しております。
転売、再配布、二次使用、複製、譲渡等の行為は固くお断り致します。
CV みもりあいの様( http://chorion.sub.jp/ )
イラスト 柴犬きせつ様( http://www.pixiv.net/member.php?id=3366305 )
台本 くろっく ( https://twitter.com/clock_26eu )
サンプル
レビュー
美しくも儚いひと夏の不思議なお話。夏が終わってほしくない。夏がいつまでも続けば感動的な本作をいつまでも楽しむことができるのに…。
胸を刺すほどに美しく、どうしようもなく切なくなってしまいます。
夏の終わりとか、お祭りの終わりとか、何とも言えないセンチメンタルな感情になってしまうあの感覚。そんな感覚が好きな人にはたまらない作品です。
存在しないはずの後輩の女の子。こうなるはずであった可能性のお話。
この作品で語られる、ひと夏の儚い不思議な思い出は、ありそうで起こり得なかったことです。どこまでも自己完結的で、美しくも儚い夢物語。
正直、忘れられるわけがないです。これで泣くなとか言われても無理があります。私は泣きました。
言葉選びがとても繊細で綺麗で…。
みもりあいのさんの演技も素晴らしく、リッカという女の子に合っているし、たぶん夏の終わりが訪れるたびに思い出して切なくなってしまうことでしょう。それほどまでに強烈に胸に突き刺さる素敵な夏の終わりのお話でした。 普段エロ系でお世話になってるみもりあいのさんのストーリー系の作品
交通事故で死んでしまった好きな後輩が夏祭りの一日だけ帰ってきてデートに行くストーリーですが思ってたより感動しました
最後の展開もハッピーエンド好きな人にはいのでぜひ聞いてみてくださいじらしさすら感じさせるリッカという愛おしいキャラクター、少し初々しい感じで夏祭りを楽しむ様子…。
それらの事も相まってモノローグの随所では、胸が締め付けられるような思いに駆られました。
しかし二人にとって一つの救いでもあるような物語を聴いた後に残る感情は悲しさだけではなく、聴いて良かったと思えるものです。
みもりさんの演技は真に迫ったものでリッカの可愛らしさや儚さはもちろんの事、ある一連のシーンでは激しく心が動かされる素晴らしいものでした。
イラストもかすかな笑顔で非常に切なげな表情が胸に刺さります。
私は作品ページの時点で涙を流したくらいなので、作品内容を読んで興味が湧いたら是非聴かれることをお勧めします。 ただ切ないです。
ネタバレになるので詳しくはレビューに書けません。作品概要とサンプルをしっかり確認して、自分に合うと思ったら買いましょう。後悔は絶対しないと思います。
切ないストーリーが好きな人やボイスドラマが好きな人には特にお勧めできます。
ASMRのような要素はないのでそこを期待して作品を漁っている人は注意です。 みもりあいのさん演じるちょっと後ろ向きで怖がりな女の子のモノローグが軸になって進んでいく構成です。
モノローグ部分は、リッカという女の子が自分のことを顧みながら、自分と先輩(リスナー)との関わり合いについて話すので、常に話の主体はリッカとあなた(リスナー)です。
視点がぶれないので聞かせたいではなく、聞いてもらいたい感じが出ているところにリッカの性格や二人の関係が成立するまでの経緯が反映されていて、そこにドラマ性があります。
甘々という感じはそれほど強くなく、気を許した相手にだけ寄り添ってくる小動物と接しているような穏やかさが良く出ています。
ラストに関してはリスナーの解釈次第で、見方が変わってくると思うので、明言はしませんが、悲しい物語では無いと思いました。
切なくはあります。
また、リッカは明らかに年下だと感じられる程度で、ロリって感じではないです。
おどした話し方とみもりさんのウィスパー系の声が合わさって、体格差が音から感じられるところはあります。 作品の傾向としてかなりシリアスです。
ストーリーとしては、交通事故で死んでしまった後輩が一日だけ蘇り、約束の夏祭りへ一緒に行くといった感じです。
タイトルにモノローグとあるのも刺さりますね。
ヒロインはもうすでにこの世の人ではなく、主人公がヒロインに向けて言うセリフも極端に言ってしまえば主人公の中でしか響かないということなのでしょう。
そういった一つのテーマ性、哲学性に基づいた作品でした。