百合ボイスドラマ『死埋葬』 [F.T.W.] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
冬のある日
わたしの妹は、学院の屋上から中庭にその身を投じた。
籠目聖心女学院。
それはさながら少女たちの花園、子羊たちの楽園。
過去に取り残されたかのような閉じた世界で
妹の体は宙を舞って、重力に引かれた。
妹は無事に一命を取り留めたものの
その身は意識不明の重体に陥ってしまう。
そしてわたし――頬椋遠は
妹が飛び降りた原因を探るため、捜査に乗り出すのだが――
【制作】
F.T.W.
【キャスト】
頬椋遠:宇白エマ
瑞海雫:紗友
頬椋近:和鳴るせ
竜胆終:浅見ゆい
椿四十九:沢野ぽぷら
羽音二水:結崎有理
踊場岬:綾奈まりあ
花見華日途:愁閭ひいろ
生徒1:まさきふぁん
生徒2:遙果
【ジャケットイラスト】
遠坂あさぎ
【ロゴデザイン】
透月ハジメ
【BGM】
ASOBEAT
background
WindSphere
音楽の卵
【SE】
あみたろの声素材工房
おはようございますのボイス屋さん
効果音ラボ
ザ・マッチメイカァズ
無料効果音で遊ぼう!
【著作・シナリオ・編集】
千葉ノダヲ
サンプル
レビュー
女学院という一見華やかな少女たちの花園で起こった自殺未遂事件。その真相を探ってゆくというミステリにも似た雰囲気の作品です。今作の魅力はまず登場人物たちの関係性でしょう。女学院を舞台に少女たちが紡ぐ恋愛や友情の空気感は各声優さん方の繊細な演技により昇華されており、百合というジャンルの美しさを存分に表現されていると思います。特に主人公の遠と雫の確かな絆を思わせるやり取りはとても胸に響くものでした。
しかし、なんといってもこの作品を素晴らしいと感じたのはその世界観です。
調査に乗り出した遠が目の当たりにするのは閉鎖的な雰囲気が支配する女学院の影の部分。少女たちの愛と憎悪と倦怠が渦巻く様が徐々に浮かび上がる展開はじっとりと張り付くような緊張感を伴い、そして血と死の匂いを纏う「花見華日途」の登場により物語は一気に「現代伝奇」ともいえる世界に足を踏み入れます。
事件の真相が明らかになり、遠と近が向き合った時、それまで描かれてきた愛憎の物語と伝奇的な世界観が密接に絡み合い、頬椋姉妹に集約してゆく終盤の展開はとても素晴らしいものでした。
本作は甘く蕩けるような恋愛だけを味わえる作品ではありませんが、少女たちの美しくも濃厚な感情がもつれあう様や裏に蔓延る伝奇的な世界観と引き込まれるものがあり、これらのジャンルに惹かれる方は購入して損はしないと思います。 やはり百合×サスペンスは良いものですね
イラストの可愛さと知っているキャストさんが多かったので興味を持ったのですが、ストーリーの方もとても良く、最後の怒涛の展開は、聞いてハラしました
ボイスドラマなのでナレーションも多いのですが、すっと入ってくるお声なのでとても聴きやすいです
同人ボイスドラマを購入したのは初めてだったのですが、とても良かったのでこのまハマっていきそうです 百合好き&出演声優さんのファンで今作を知りました
視聴・プローグの雰囲気ですでに惹かれて購入
「ダークな」とあるように暗く、ゆえに儚い恋物語が綴られていきます
しかし物語が進むにつれ状況は二転三転していきます
登場人物たちの様々な思惑が混じり合った結果―
ストーリーや台詞で感動・印象的なところはありますがネタバレになるので、是非聴いてみてほしいです F.T.W.さんの死埋葬シリーズ、恥ずかしながらイメージソングアルバムは聴いていたのに未視聴、未プレイでした。
ただやっぱり楽曲を聴いてどうもこの世界観を体験しないと、とうとう視聴してしまいました。
作品紹介にもある通りしょっぱなから自殺未遂があったりとても不穏な感じ.(この不穏感で手を出すべきかどうか悩んでましたw)
時にはどうして…となってしまうところも多々あり.見事に心をやられてしまいましたw
でも嫌いになれない.絶望感たっぷりなのに.
絶望感って一種の麻薬なのかもしれませんね.
声優さんたちも数々の音声作品でお馴染みの方々でとても良かった。
それにしてもラストの紛れ込んでいた狼の語りは忘れられませんね.( ;゚Д゚) 作品の紹介文や体験版でわかる通り、百合の静かな雰囲気を保ちながらストーリーはしっかりと一本筋の通ったものが用意されています。
詳細を語ると面白くないので、まっさらな状態でどんな展開になるのかあれこれ考えながら聴くことをおすめします。
キャラクターの名前は若干音から漢字を予想しづらいので、あらかじめキャストを眺めておくと聴く際に余計な気を使わなくて良いでしょう。