1.プロローグ
サンプル
レビュー
私自身にM属性は無く、触手やNTRといった要素にも縁遠いのですが、
挑戦的な意欲作が好きなため、本作の購入に至りました。
結果は…大正解。「心の底から面白い」と感じられる作品でありました。
そんな本作、特に目を引いたのが以下2点でした。
1つ目は『行為や触手による音響と、結末が気になる物語が興味を引き続ける』点です。
肉体的に作用する面白さと心理的なそれが交互に襲ってきて、1秒たりとも退屈しません。
また、音響と台詞の二刀流で両耳を攻めてくるパートは、
触手を用いる(=演者に台詞の発声不能時間が無い)利点を有効活用しており、
この題材なればこその持ち味をしっかり理解し、制作なされていると感心しました。
2つ目は『台詞に更なる意味を付与する、声優さんの艶やかな演技』です。
テキスト上だけなら、S気質のくノ一が責めを愉しんでいる…という印象で完結しそうなところに、
主人公に個人的な、しかも異性としての執着があるかのような色を演技で含ませています。
「ならば篭絡されてもよいか」という感情が過り、堕ちゆく主人公に共感してしまいました。
『声優が演技する価値』をしっかり発揮しているのは素晴らしいです。
他にも脳をかき回されるような触手の本気攻めや、衝撃の結末など見どころが沢山でした。
まさに必聴の一作、です。