魔女との出会い
サンプル
レビュー
自分に一目惚れしたという海の魔女にひたすら耳を責められる(愛される)作品です。
彼女は失恋した聴き手を救えるのは自分しかいないと思い込み、そのために聴き手の過去や人間関係をストーカーのごとく調べ上げ、抵抗すれば海中に引き込み、退路を断つ狂気的な愛情の持ち主です。
しかし聴き手を救いたいという気持ちは本当で、耳元から癒してきます。
まずは炭酸ジェルを耳に塗られます。
耳の中で直接泡が弾け続ける音に体の余分な力が抜け、固さがなくなります。
続いての耳かきでは片方ずつ泡の音が聞こえ、最後は両耳同時と子守唄のセット。
泡の音量がジェルの時より控え目になっていて優しい感じになっています。
触手耳かきでは量耳に炭酸とぐぽした音が耳に突っ込まれているという感じを出しています。
こうして耳かきの音に変化をつけている所が芸が細かいです。
耳かきの気持ち良さに何かを忘れていると思ったら、最後にそれを思い出させてくれます。
・ASMR要素等について
個人的に最も特徴的と感じたのが、心身を整える深呼吸シーンがある点。単にリラックス効果を高めるだけでなく、海中に監禁された直後であるお話の流れとしても納得感があります。
そして最初にされるマッサージ、炭酸音がかなり粒立って聴こえるため、ゾクとしたリフレッシュ体験が出来ました。最初の一手としてインパクトがありますし、ハッキリした炭酸音が好みの方にもおすめ。
・ストーリー
最初は魔女さんに対し「優しげにしてるけど自分勝手なところがセイレーンぽくて良いなー(偏見)」と考えていました。サイコパスのような、良識に囚われない言動。蘭世さんのお声の切り替えがより恐怖を煽ります。
しかしトラック4にて、一気に人間臭いヤンデレの顔が露わになります。相手の身辺情報を探り周到な準備をしている時点でヤンデレといえばそうなんですが…。
結局自分都合なことに変わりないもの、確かな彼女なりの愛情と渇望を感じ取れました。屈折した庇護欲でしょうか。
・結末
触手で塗り込まれた特殊な薬に侵食された結果、精神崩壊したのか主人公は促されるまに魔女さんを「マ」と呼び出します。
初見で要素盛りだなぁと思っていたら、流れるように全てがタイトル通りになっていました。お見事です。怖い。
ストーリーとASMR、同時にも切り分けても楽しめる、飽和したASMR作品郡の中でも一際異彩を放つ作品です。
ヤンデレ魔女に魅入られたあなた(主人公)が色んな耳かきをほどこされ愛の調教をされちゃう作品です。
えっちぃ雰囲気が漂う作品ですが、健全な全年齢対象です。しかし、蘭世さんのお声と演技がエロティックなので、やはりどこか危ない感じになっていますが 笑
炭酸のしゅわ音、触手のもぞとした感じが心地よく、睡眠のお供にも使える作品だと思います!