おすすめレビュー
ロイ様との幸せな目覚め。雲雀や太陽に嫉妬するロイ様がとても可愛らしいです。
じっと見つめロイ様を求めるヒロインですが、しばらく抱いてないという発言からヒロインの身体が悪いことを示唆してるようで悲しいですね。
ロイ様に食べてほしいとお願いするヒロイン。
もうお別れが近いことを察していたのかもしれません。
丁寧につけられるキスマークの数々。
壊れ物を扱うように優しく丁寧に抱いてくれます。
ロイ様もヒロインの血がなければ生きられないので二人が離れるのはほんの少しの間、ヒロインのいない屋敷で彼女を思い、最後の時を待つー、
眠りにつく最後の瞬間まで好きな人の腕の中にいられるヒロインは世界一幸せですね。 CD現物を購入済みです。本当に大好きな特典なので今回レビューを書かせていただきます。
時系列は本編よりもしばらく後。
病に倒れ、死が近いヒロインと、その夫であるロイの朝の一時が描かれるお話です。
本編では、多くの人の前で「愛の交わり」を見せつけるというなかSっ気のあるプレイをしてくださったロイ様。
今回は打って変わって、寝室でヒロインと一対一の、静かで甘いひと時を過ごしてくれます。
痛みに苦しむ妻を気遣いつ、優しく囁いてくれる声。
見えないはずなのに、その優しい眼差しや壊れ物を扱うように触れてくれる手まで見えるようです。
「末期の痛みをも打ち消し、愛と快楽のヴェールで貴女を覆いつくしていく」とはこの事かと。
ただ、ロイからの愛を感じて、ヒロインも彼に愛を伝える。ただそれだけの、本当に幸せな時間が流れていきます。
最後に、ロイからヒロインへ、ひとつ問いかけがなされます。
その言葉選びに、切ない声色に、何度聞いても胸が締め付けられます。
1匹の蝶を見初めてから、彼女に会うためだけに生きてきた彼の人生が、その一つの問いに全て込められているようです。
間違いなく死に向かっていくお話ですが、決してバッドエンドではないと思っています。
愛する人と二人きり、いつかきっとまた巡り合えると信じて紡がれる、何物にも代えがたい時間。
ロイ様に出会った方、「迷蝶」シリーズの彼らに出会った方にはなんとしてでも聞いていただきたいお話です。
あらすじ
キャラ設定:
ロイ・ヴァランチア 28才 7月15日生まれ。
伯爵家の息子としてほとんど不自由なく育ち、穏やかな性格だが強引で大胆な一面もあわせ持つ。
館では旦那様と呼ばれる。
先祖代々、好血症(※)を患っており、愛する者の血を飲むことに最も興奮を覚える。
貴女に一目惚れをし、婚姻の契りから約半月。
貴女を怖がらせたくない思いから、血を舐めたいという欲求を常に抑えている。
(※)ヴァランチア家の好血症について
愛する者の血を一度口にすると、その血がなくては急速に体が衰え死に至る。
あらすじ:
血を啜られただけで達してしまうように変えられた体。それは末期の痛みをも打ち消し、愛と快楽のヴェールで貴女を覆いつくしていく。
原作・シナリオ:五島美雨(ごとうみう)
キャラクターデザイン・イラスト:えまる・じょん
出演:河村眞人(かわむらまさと)
マイク:全編ダミーヘッドマイク
ジャンル:18歳以上推奨作品
公式サイト:https://www.odessa.co.jp/davrilmoon/
Twitter:@davrilmoon
Youtube:https://www.youtube.com/@davrilmoon