おすすめレビュー
言葉遣いの美しい任侠の頭領、というと大人の色気が途端に匂い立ちますね。このジャケットの宵藍を見ると、彼が物騒な青龍刀を担いでいる事に一瞬気づけません。今作は、なんというか、しっとりとした艶っぽい怪談のような雰囲気に包まれていました。記憶の無い女、頬に蝶を彫った男、花の狂い咲く館、そして死者。宵藍はヒロインに何故か下働きをさせたがる様子もなく、ご飯も寝床もあるのに仕事がないヒロインは屋敷に所在なさげで、夜に廊下をふら歩く場面もあります。宵藍は宵藍で、気を失ったヒロインを誰より先に担ぎ上げさえするのに、彼女の戻りかった記憶に触れようか触れまいか迷うようですらあります。
幽霊のようなヒロインと、現実感の無い男。
ですが物語が進むに連れて、ヒロインの記憶の波と血生臭い事件が二人を立て続けに襲い、二人が”生身の人間”として相対せざるを得なくなる瞬間が来ます。「本当の人間関係を始めるためには、お互いが本気の生身でぶつかる必要がある」と、言ってみればこれだけの事ですが、このシンプルな一言を計算し尽くしたドラマで魅せるのは素晴らしいです。
でね、この宵藍の口調をどう褒めたらいのか、解らないくらいなんです。任侠の頭領なので、人に好かれるというよりは人に圧をかける感じの方がいんだろうと思って聴き始めたんですが、どうも不思議な虚脱感がある。「今すぐお前を殺せる」という圧はないけれど、「呼吸と共に刃を振ったら誰かの首が落ちた」くらいの事はあるかもしれない感じ。
これをね、これを最後までどうなるかをね、聞いてください…。宵藍が今”生身”かそうでないのかが声で解ります。 発売をすごく楽しみにしておりました!
あらすじを読む限り、登場人物である宵藍さんからひょんな事から拾われますが実はそれにはこの物語の核心やタイトルの意味へと導いてくれる要素となっており、聴いているだけでどうしてヒロインである新月ちゃんは宵藍さんに拾われたのか?なぜ夜来香の柩なのか、と凄く面白い展開になって最後にそれ全部を回収された時は「あ~そうなのね!」ってなりました。
またバトルシーンもあり、そのシーンは緊迫したような雰囲気でサウンドでの表現力に鳥肌が久々に立っちゃいました。だって宵藍さん演じる茶介さんの演技がすごいと言ったら、もう、ですよ!
物語が進むに連れて、最初は冷たく新月ちゃんに接していた宵藍さんが声色が柔らかくなり、自分的にオスメなのは戦闘で怪我を負った宵藍さんを看病してる最中に起こるちょっとした気持ちの揺らぎが良いです。既に彼女に対して気があるのに突き放す、とか。もうこの茶介さんの熱っぽく引き寄せたかと思うと冷たく突き放す演技がたまらんです!
気持ちがお互い通じ合い、濡れ場のシーンではもう最初めちゃくちゃキスをされまくります。今まで抑え込んでいた気持ちが爆発してしまって、え、本当に唇が腫れてしまうんじゃないかってくらいに。もう情熱的に宵藍さんが求めてくるので抑え込んでいた気持ちの爆発っぷりが凄いです。あと、濡れ場のSE音も個人的にはニヤしちゃうくらい最高に良かったです。
宵藍さんを演じられた茶介さんは、本当に声色演技共々相変わらずのヤバさっぷりでした。しかも今回はバトルシーンもあって、めちゃくちゃカッコよく、声色の差(冷たい時と優しい時と濡れ場の時)も聴いてドキでした。茶介さんのいつもの「ん?」も勿論ありますので!
二人の出会いは偶然ではなく、おそらく必然であり、恋に落ちるのも必然である物語、とても面白かったです。 初レビューです。語彙力皆無星人なので、殴り書きみたいになってますが、購入のご参考になりましたらとっても幸いです…
CD単体で完結するお話なので、前作試聴済みでも聴いてなくても楽しめます。今回は前作の登場人物である茜花(チェンファ)が出てきますが、HPで人物像スラーと読むだけでも「こんな人物なのか」と把握出来るので、もし前作試聴してません!って方は是非…
脚本を御門先生が書かれているということで、今回もストーリーとても楽しませて頂きました。とにかく作り込みが素晴らしいなと。ヒロインの足音や激しく降る雨の音、更には武器を抜刀する「キィン…」という音のリアルさ。これだけでも世界観にのめり込めます。
更にはヒロインは冒頭で記憶を失って宵藍と出会ったので仮初の名として「新月(シンユエ)」と名付けられて宵藍の元に住み込みます。
これがこの作品のい所ですよね。名前で呼んでもらえるだけで「私は新月だったのか」と錯覚してしまいます。前作なんて何人もの方が「私は小妹」と思ったことでしょうか…私もその1人です(笑)
宵藍はまだ齢30歳にも満たないですが、フーディエというマフィアの首領です。その影響もあってか仁義も人情も人一倍持ち合わせていて…それに加え茶介さんの芯の通ったお声が重なって…とても貫禄のある人物でした。今作も大変楽しませて頂きました。ぜひ茶介さんのお声が大好きな方には聴いてもらいたい作品です。
あ、夜のシーンではすっぅごい耳元にチュッチュされます。おかげで腰がおかしくなりました。以上です!(笑) 屋敷の前で拾われた記憶喪失のヒロインちゃん。何もしなくて良いけど屋敷から勝手に出ちゃだめと宵藍から言われます。宵藍めちゃくちゃ優しい!ヒロインちゃんのこと思ってくれてるのが言葉の端々から伝わってくる!元気になったら屋敷をウロするヒロインちゃん可愛い。そりゃ宵藍も心配するわ。過保護になるわ。桃源郷が出てきて第一夜の茜花も登場するの嬉しい。
断片的に記憶を思い出した後は宵藍が無理して思い出さなくて良いって言ってくれるけど、何となく様子がおかしい。優しいって言ったら優しくないって言われたり急に俺は血なまぐさい悪人だとか言ったりするし、あれ?もしかして記憶に宵藍も絡んでくる?とは思ってましたがあなるほどって感じでした!(忘れていた記憶についてはぜひ本編で!)
胡蝶之夢を見ているのはヒロインちゃんだと思ってたけど夢をみていたのは・。
2人が出会うことによって夢から醒めたのかな。
濡れ場は本編1回、特典1回です。思いが通じて初めてする時に宵藍からたっくさんキスされます。宵藍の今まで押し込んでいた思いが全て溢れてめちゃくちゃキスされます。キスだけでどろに溶けました。
夜来香の花の描写も相まって夢をみているような感覚になる素敵な作品でした。ありがとうございました。 第一夜を聞いてこのシリーズのファンになり、第二夜はcvどなただろうとわくしていたら茶介さん!とテンションマックス。発売日を指折り数えて待っていました。
胡蝶の首領・宵藍と、記憶喪失で倒れていたところを彼に救われ、新月という仮初の名前を与えられたヒロインとの物語。
期待通りどころか予想を悠々と超える良作でした…!聞き手を置いていかない自然なストーリー、こだわりが窺える細やかなSE。御門先生脚本ということで、戦闘シーンも迫力がありました。抜刀するときの音や剣劇の音、緊迫感が半端ない。
途中から薄々真相には気づいていましたが、宵藍はいったいどんな気持ちで新月と接していたのか。件のシーンは胸が締め付けられる思いで大変しんどかったです。
濡れ場シーンもはちゃめちゃに良かった。幸せになって~と心底願います。
茶介さんの演技力にただ圧倒され、とても充実した素敵な時間でした。ありがとうございます。また、次作の発売決定おめでとうございます。これからどんなふうにこの世界が広がっていくのか、とても楽しみです。 視聴で聞いてからストーリーが気になって1作目もやかったけど2作目も良かった!
兄を探していたけど記憶喪失になってでも茶介さん演じる人は兄と知り合いでもしかしたら妹なんじゃないかと思って
記憶を取り戻してからのストーリーも良かったです!
ちょっと文章力がないので分かりづらいですが
とにかく茶介さんヤバイです!
Hシーンは本当にドキしました!
あらすじ
物語:
雨の降りしきる夜、高熱を出してある屋敷の前で倒れたあなた。
そこは「掃き溜め(ラジジャン)」と呼ばれる街の西を縄張りとする「胡蝶(フーディエ)」の根城、「夜来香の柩(イエライシャンノヒツギ)」だった。
胡蝶の首領、宵藍(シャオラン)によって屋敷に運び込まれたあなたは、目覚めた時全ての記憶を失っていた。
街に来た目的は疎か、自分の名すらわからないあなたに「新月(シンユエ)」と仮初の名をつけた宵藍は、記憶が戻るまで屋敷に留まれと言うが――。
キャラ紹介:
宵藍(シャオラン)※()内はルビ表記 /CV:茶介
胡蝶(フーディエ)の首領。まだ齢三十に届かない若さだが、実年齢を忘れさせるほどの貫禄の持ち主。
剣の達人で敵対する蜘蛛(ジーチュ)を情け容赦なく斬り捨てるが、胡蝶に身を置く者たちにはその懐の深さを慕われている。
記憶を失ったあなたを「新月(シンユエ)」という仮初の名で呼ぶ。
トラックリスト:
1新月
2断片
3記憶
4来襲
5夢現
6郷愁
7熱情
8約束
■がるまに特典
「睦言」
宵藍の部屋の壁に穴が空いていることに気づいたあなた。宵藍は大して気にしていない様子だが、穴があるのは寝台の真横で――。
■スタッフ
企画・シナリオ:御門蓮
イラスト:aio