おすすめレビュー
購入前から先人たちの感想でヤバいとは聞き及んでいたのでかなり覚悟、というか怯えて挑んだのですが、無事に重傷を負いました。本当に恐ろしい作品をありがとうございます。詳しいことは聞いて体感して欲しいのでこでは書きませんが、前半と後半の温度差がエグすぎて風邪どころか一生癒えない傷を負った気分です。一聴の価値はあると思います。 タナトスシリーズの第3弾。
今回のお相手は、幼なじみの青年・遥。
10年ぶりの再会に喜ぶ2人…けれど、何処となく不穏な空気が流れていました。
さらに、巷では女性の行方不明事件が…。
ヒロインも気をつけるように言われますが、何となく違和感のある茶介さまの演技が素晴らしかったです。
そして、不意に訪れる狂気的な真実…。
作品のコンセプト的に決してハッピーな内容ではありませんが、色々考えさせられるストーリーで面白かったです。
このシリーズは、本当にレベルが高いですね。
長く続いて欲しいです…! 親愛なるタナトスを聴くのは3本目です。
今回の彼は10年離れていた幼馴染の遥くん。
帰国して再会したヒロインに親切に世話をしてくれます。
ある日遥くんの部屋に行くことになり…というお話です。
説明にもある通り、シリアルキラーを題材にしていますが、私の聴いてきたタナトスの他作品に比べると死に関するお話が少ないように感じました。
おそらく、遥くんのサイコパスみが強すぎてイメージがわかなかったのかなぁと…。
すごく恐ろしいことなんですがそう感じさせない話し方に洗脳されてしまった気がしました。
機会があれば各特典も聴いてみたいと思いました。 いやシリアスキラーなので、遥くんはメチャクチャ悪いんですけど、根源的なところでは二人共悪くないし、原因は周囲にあるんだよな、と思いつ、もうどうしようもないとわかってしまってつらいですね。
多分、出会わないのが一番良かったんだろうなと思いました。出会わなかったら遥くんもこまで歪まなかったんじゃないかな…どうかな…と。たらればの話ですが…。
ちらほら「お…不穏ぞ…?」という要素がちりばめられていて、それが一気に回収されて「歪みなく歪んでやがる!」と思ってしまいました。
優しい声で歪んでいるので余計に恐怖が煽られました。シリアルキラーとしての歪み方に納得してしまうシナリオで非常に面白かったです。 カナリアレコードさん特有、1つの大きなストーリーになっています。茶介さんの演技が素晴らしい!お色気ムン!
途中まで優しいお兄ちゃん!という感じですが、たまーに、ん?お兄ちゃん?となる場面があります。盛り上がりシーンはとにかく”怖い”エロい”でしたね、茶介さんも怖がらせ方が上手いというか、言葉の緩急とかでもグサと胸に入ってきます。
遥お兄ちゃんは10年前のヒロインちゃんを愛しているわけで、今のヒロインちゃんを受け入れられない。過去に縛られているんですね、悲しい!怖い!でも好きだー! 毎作品色々なシリアルキラーが出てきますが、今回の彼の行動はかなりゾッとしました。
何を言ってもネタバレになりそうで…。所々にん?となる言動があって最後にその伏線が回収された時には鳥肌が立ちました。
遥さんの話を聞くと、狂ってしまい歪んでしまったのは仕方がなかったとしか言いようがない胸がギュッとなる話でした。
ストーリーもそうですが、茶介さんの素敵なお声も相まってとっても素敵な作品になっていますのでぜひご購入ください!
あらすじ
父親の転勤で海外に移り住んで10年、
日本で就職するため私は久しぶりに帰国した。
真っ先に向かったのは、
幼馴染の池石遥(いけいしはるか)の元だった。
高校生の頃に両親を事故で亡くした彼とは
家族ぐるみで仲が良かったこともあり、
私の家族と一緒に過ごすことが多かった。
誰にでも優しくて、頭がよくて、
頼れるかっこいいお兄ちゃん。
10年ぶりに再会した彼は
あの頃の遥くんと何も変わらなかった。
児童養護施設で働くという夢を叶え、
週末にはボランティアに勤しみ、
「自分と同じ境遇の子供たちを助けたい」
と語るその優しげな横顔に
私は異性として惹かれ始めていた。
でもそれが、全ての間違いだったのだ――
『親愛なるタナトス』シリーズ第三弾。
それは、静かな狂気を孕んだ愛の物語。
※18歳以上推奨作品
※ダミーヘッドマイク収録
※本シリーズは、シリアルキラーをテーマにした物語です。
直接的な残酷描写などはございませんが、
それに準ずる表現や回想、死を扱う描写がございます。
嫌悪感を抱かれる方はご購入をお控えください。
カナリアレコードHP
http://canaria-rec.com/otome/