おすすめレビュー
吸血鬼であり王様の彼と、生贄として嫁がされてきた孤児の娘。ファンタジーによくある設定ですが、あえての王道なんだと思います。
とにかくテトラポットさんの声が、尊大な王様という役にものすっごくハマっていて最高でした!合いすぎる…!
どちらかというと物語をしっかり見せるタイプのシナリオでしたね。
最初はヒロインを変な女程度にしか思ってなかった王様だけど、だんヒロインの人柄に惹かれていき…みたいな展開が丁寧に描写されています。
まあホントによくある展開なのですが、何だかんだヒロインのこと気になってるんじゃん!ていう王様はツンデレ好きの人にはグッとくると思いますね。
最後はちゃんと思いが通じ合って~という形でのえっちです。
血を吸う王様の吐息とか、とってもセクシー♪
王様は吸血鬼ですが痛そうな感じとか残酷な描写はありません。むしろ王様として真面目に統治しようとしているストイックな人です。
なので痛そうなのはちょっと…とかいう人でも大丈夫だと思います。
濃厚なエッチよりも物語重視の人向けですね。 序盤は説明書の通り、冷たく高慢不遜な王様です。花嫁と迎えられて、初夜に緊張してがちのヒロインちゃんはしかし、こで最後まで抱かれません。ヒロインちゃんの涙に興が削がれたという王様ですが、冷たさの中にも色々と気遣ってくれている雰囲気を感じられます。
ディートリヒの王様としての姿勢は誠実で、突き放されるようなことばかりなのに気になってしまうのは必然。
こから少しずつ交流を重ね、王と生贄ではなく、個人として向き合っていきます。今まで固執してきた考えを覆すきっかけになり、段々とヒロインちゃんを受け入れる王の心の移ろいにときめきが高まります。
本番ありのえっちパートはトラック8のみですが、始まりのときのリップ音の優しさや、慮ってくれた時間もあったのに、自分が抑えられないようなディートリヒの勢いにたじになる程求められて、好きにされたくなってしまうこと請け合いです。
お声もキャラクターに合っていて、違和感なく楽しめます。 テトラポットさんのお声はずっと好きなのですが、購入に至るものが中々なかった中、一見冷たい態度を取る誇り高いヴァンパイアをとてもお声に合っている気がして購入しました!主人公の犠牲的な精神に対してなのか、冷たい態度を取っていたディートリヒ様と主人公が徐々に惹かれあって行く感じが素敵でした。ちょっと、主人公が人間なはずなので、ディートリヒ様も堕ちたヴァンパイアってことになるのか?と不思議に思うところが解せないのですが、めでたしで最後にデレるディートリ様がとても良かったです! テトラポット登さんの重低音のお声の良さは本当に王そのものようで威厳もあり、しかし耳に心地よく最高でした。
また、王と嫁入り主人公との初めの距離感から少しづつ王の気持ちが動いていってる様子がとてもよかったです。
また、お互いの気持ちが寄り添い始めてからがっつくエロさが更に王の紳士な魅力を引き立たせてとてもキュンでした…
声優さんは勿論、脚本やスタッフさん運営さん方に深々お礼してます(合掌) 良くある身分が違う恋愛なんですけど王道だからこそ良い物語でした。王様は最初冷たい感じで女の子はビクして冷たいけどちょっと優しい部分もあって女の子と接していくうちに親密になっていくんですけど通じ合ったあとのエッチがもう素晴らしい!テトラさんの王様の声も凄い合ってるのでドキしちゃいます。吸血シーンも私は好きです。苦手な人もいるかもしれないですけど。とにかく全てが良かったです! 正直、最初は吸血シーンが苦手でなか聴き進められませんでした。
ところが、最後まで聴き終えてからは何度も繰り返し聞く大切な作品になりました。
御伽話の絵本を読むように、エピソードのひとつはい意味でたんとしていて穏やかです。
ディートリヒ王の一見するとそっけないその態度の裏に見え隠れする優しさを追っているうちに、ヒロインと一緒に恋に落ちていくような感覚になります。
テトラポット登さんのお声とジャケットの麗しい姿がそんなディートリヒ王にぴったりなのもまた、没入感を高めてくれます。
不器用で優しいふたりがだんと心惹かれていく…そんな優しい物語でした。
あらすじ
10年に一度、エーベルヴァインの王に嫁ぐ「花嫁」に選ばれたあなた。しかしエーベルヴァインの城下町で生まれ育ったあなたは、「花嫁」の真の役割が吸血鬼の王に捧げられる生贄でしかないとよく知っていた。
抗うこともできずに「花嫁」として迎えた初夜、身を固くするあなたに高慢な王ディートリヒは容赦なく牙を突き立てるが――。
キャラ紹介:
ディートリヒ・フォン・エーベルヴァイン(CV:テトラポット登)
現エーベルヴァイン家の当主にして国を統べる吸血鬼の王。純血の吸血鬼。
君主としては極めて有能だが、高慢不遜で冷たい性格。
トラックリスト:
1.Einmal alle zehn Jahre -10年に一度-
2.opfer -生贄・犠牲者-
3.Am nächsten Morgen -翌朝-
4.Wohnen im Schloss -城での日々-
5.Stürmische Nacht -嵐の夜-
6.Das Herz des Königs -王の心-
7.Krise -危機-
8.Mann und Frau -男と女-
9.Ich lebte glücklich immer danach. -ずっと幸せに暮らしました-