おすすめレビュー
久喜大様が大好きでひとまず単品でこの巻だけ購入しました。前巻を聴いていなくても理解できたので安心しました。ただ、きっと全巻聴いたら千秋さんが抱える想いをもっと深く感じられるのでは…という気がしました。最初は身分を隠しているからこその余裕がありますが、明かされる千秋さんと廻夜一族(主に頭首)との関係がとても重くて、その過去を語る千秋さんの苦しそうな様子に胸が締め付けられました(久喜様の泣き演技最高でしたね…!)。人を愛することを知らないから教えて欲しいと言っていた千秋さんが後半ではヒロインに対して大きな愛を抱けるようになったこと。そしてまたその思いを殺さず伝えられるようになったこと、聴いて「よかったねぇ(号泣)!」となりました。「愛してる」の重さが違う。
復讐(買収)計画に強気なのに、愛には臆病なところが相まって魅力的です。語りパートが長めですが、それを感じないくらい彼の話に真剣に聞き入っていました。
これまでの苦しい経験がある2人だからこそ、わかりあい、支え合い、これからもっと幸せになって欲しいです。
別売りの特典ではその片鱗を見ることができました。千秋さんとの自然な新婚生活を体感できます。こういう何気ない普通の時間が本当の幸せなんだな…。 聴いてみたいなぁと思いつ、レビューが少なくてずっと迷っていましたが…やっぱり気になるので買ってみました。まず一言…買ってよかったです!
他作品でいシナリオ書く方だなぁと思っていたシナリオライターと好きな声優さんのコラボ。最高でした。
目的のために生きてきた千秋さんのすべてが明かされた後のヒロインちゃんの選択。どこか切なく、でもどこか希望がある…でもやっぱり切ない…聴いて色々な感情がぐるしました。
えっちしーんは2回。どちらもよかった…。たっくさんキスをしてくれます。それはもうたくさん!愛されたいという気持ちが伝わって来て、泣きそうになりました。えっちなのに、めちゃくちゃ切ない…でも激しさもあり大満足です!
あらすじ
【ストーリー】
千四百年続く廻夜一族。
一族の者にとって本家当主の命令は絶対――。
だが廻夜一族が経営する企業グループは外資系ファンドに買収寸前。
本家当主はこの危機を乗り越えるため、一族の財産を本家に集中させる『結婚計画』を息子たちに命じた。
それは本家当主の息子である四兄弟と、一族の末端家にありながらIT長者となった廻夜正行の娘である四姉妹とを、長子から順に婚姻させ、四組の夫婦を作るというものだった。
拒否する者は本家からの支援や後々遺産相続の権利を剥奪され、遺留分のみしか与えられない。
素直に命令に従う者。
出し抜こうとする者。
従わざるを得ない者。
己の目的に邁進する者――
それぞれの思惑の中、〈結婚命令〉は実行された。