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濡羽の家の祟り婚 秋の章 血 [ひつじぐも] | DLsite がるまに

    おすすめレビュー

    作品のストーリー(特にラストの展開)に関するネタバレが嫌な方は
    これ以上読むのをお止めください。
    絶対ですよ?よろしいですか?では書きますね。

    ネタバレしないとこの熱い思いをレビューしようがない…!と思ってしまったのでネタバレ失礼します。
    心中ものは、お好きですか?私は好きです。そういうことです。
    シリーズ作品だからといって聞かないのは、もったいない。
    ひじょうに勿体無いです。
    秋の章ひとつ単品でも楽しめますよ。かなり。
    なんてったって、ラブな二人がラブしながら心中するんですから。最高か。
    あと、声優さんの演技がすっごく細かいです。
    震える吐息だったり、静かに狂っている様が滲む声色だったり。
    狂気的なのが好きな方にもおすめです。
    ネタバレ失礼しました。 とても切なく、心が痛くなる物語でした。
    すこし懐かしい雰囲気漂うドラマ的な展開を、SEの美しさがより一層際立たせています。
    人肌恋しくなる秋という季節も味方し、出会ったばかりの二人はそれはもう惹かれ合うまに、身体を重ねました。
    序盤は、運命に導かれたかのような結ばれ方に、心ときめかせておりましたが…ほんのり纏う不穏な空気が拭えない。
    先の展開を予想してしまえるほど、とん拍子なその愛の物語に、余計に不安は尽きず。
    お話にじりと侵食されていく感が、不気味でありながら、心地よくもありました。
    そしてなんとも皮肉めいた2人の最期に、やられた…と思いました。伏線がとても皮肉。うまい。
    まさか、その方法を選ぶことになるとは…。
    悪意が返ってくることがあるとするならば、こういうことなのでは…と、心苦しく思いました。
    声優さまは、深川緑さま。
    説明のみでは、キツい性格のキャラクターなのかなあ…と思っておりましたが、愛が深く、優しい声音で安心するトーンでした。
    年下設定とは思えないほど落ち着いた暖かみがありますが、後々考えると、これが年下とは…!と悶えられる性交場面が多々あります。こちらも必聴です。
    血が先か、愛が先か。
    問われて惑うことしか出来ず。
    呪われた未来を前に、心が壊れたか、はたまたその寸前かの、どちらに転がるでもない絶妙な深川緑さまの演技がとても素晴らしい。
    解釈を選んで良いのならば、「どちらにも転がっていない、純粋な愛を選んだけ」の、その演技に、魅せられました。
    終盤にかけての盛り上がり方がとても素晴らしいので、物語の切なさと共に、ぜひ深川緑さまの演技も楽しんでもらいたいと思える作品でした。 ラジオから流れるニュースに、彼が独り言ちるところからお話がはじまります。
    社内での派閥に疲れ、ひと時の安らぎを求めて、温泉地を訪れた彼。趣味の渓流釣りに向かう途中、道に迷ったところで主人公と出会います。
    釣り糸を垂れて、会話を交わした後、突然の雷雨で狩猟小屋で雨宿りをする二人。暖炉前で体を寄せ合い、温め合うちに…。
    偶然出会った二人が恋に落ち、彼は会社の上司に絡めとられまいとして縁談を断わり、そうして主人公と共に生きていこうとするロマンスが表のすじ。シリーズで繰り返されてきた濡羽家の憑き物が明るみに出される裏のすじと絡み合って、かなりドラマティックで陰鬱な気配を濃厚に醸し出しながらお話がすんでいきます。単品でも楽しめますが、一作目、二作目とのつながりも明確になるので、順序だて聞くとより一層深みが増すように思いました。
    声優さんの御声はや低め、活舌のはっきりとした口調が有能な研究者然としています。主人公を求める際の声音はしっとりとして、切なく、彼が普段抑えている感情、激情がたっぷりと載っています。
    無知だろうが、全能だろうが、魂を揺さぶらんばかりに求めてくる彼の思いを受け止め、共に歩む気分を味わいたいときにおすめです。 何も知らないま出会って恋に落ちて、最後は泣きながら呪いを終わらせた二人。とてつもなく不幸で幸福で、愛おしい。
    このシリーズはラストの描写が毎回素敵で、じんわり余韻が残る感じ。
    春夏と聴いたけど、秋が一番好きかもしれない。
    川の音や火が燃える音、しっとりした雰囲気が良い。
    悲恋、ストーリーを楽しみたい方にオスメ。 シリーズの三作品目。
    単品でも楽しめます。
    今までの二人とは違い、真相を最初から知らず理性的な性格のため、全てを知ってからの苦悩がつらい。
    冒頭で流れるラジオに対して言っているセリフが彼の本来の性質をあらわしていて、彼のみに起きることに対してどれだけ苦悩するかをあらわしています。
    憑き物の存在にも屈せず繰返しを望まず、ただひとりを愛そうとする彼の気持ちを憑き物のなれの果てとは思いたくはないです。
    前作がなければ普通に結ばれることも可能だったかと思うと切なさが倍増します。
    なにも知らないときの幸福さが美しく壊れゆき散りゆくさまも美しいです。
    とにかく、可哀想ですが、幸せでもあるのかな。 個人的に絶対涙が出てきます。
    こんなに泣ける作品は、映画とかドラマとかでも無かったです。
    シリーズ通して近親相姦ですが、他3作品は確信犯でそうなるのに対し、この2人はそうじゃない。
    何も知らない。
    ただ、たま出逢い愛し合うようになっただけ。
    どうしようもない程惹かれあって。
    一番罪の無い2人が、一番辛い決断をしなくてはならなかった。今、レビュー書いてもかわいそう過ぎてこみ上げてきます(涙)
    CVの深川緑さんの、上品で色気のある声と確かな演技力も素晴らしかった。
    ので、ます泣けちゃうのです。
    泣いちゃうってわかっても、また聴きたくなる。
    不思議な魅力に惹き付けられる作品です。

    あらすじ

    暗い欲望と呪われた血が男たちをその屋敷へ導く――

    ≪Introduction≫
    「濡羽の家の祟り婚」は2017年7月より毎月発売し全四巻で完結する、大人の女性向けシチュエーションCDです。
    昭和初期前後、濡羽の家と呼ばれる谷家を舞台に、禍々しく背徳に満ちた愛憎劇をお届けします。

    ≪あらすじ≫
    父が一度、運命の女について話したことがある。
    感傷的になっていたのだろう。縁談を承諾した後、思い出した。
    秋、訪れた村で運命を信じた。
    俺が愛した女は君だけだ。
    濡羽の家の婚礼は俺達で最後にしよう。

    ≪濡羽の家の祟り婚シリーズ概要≫
    その出で立ちから濡羽の家と呼ばれる谷家には、男子が生まれぬ。
    ゆえに他家より婿を取る定めであった。
    谷家の娘は美しい。
    灯りに群がる蛾のように、四人が名乗りを上げた。
    そして再び季節はうつろう。

    ≪出演≫
    安藤貴文(CV. 深川緑)

    神戸の裕福な安藤家の長男として何不自由なく育つ。
    勤務先の製薬会社で学閥や社内政治に疲れ、谷家の存在する山村を訪れた。
    曲がったことは嫌いな天才肌気質。

    ≪関連URL≫
    http://black-lady.com/

    ※18歳以上推奨 全編ダミーヘッドマイク使用
    ※初回出荷分のみ、特製ブックレット仕様

    一、都会の青年
    二、春雷ふるる逢瀬
    三、二疋の夜蝉
    四、熟れた季節
    五、憑かれた証
    六、真実
    七、谷家の婚礼


    【豪華購入特典】
    「濡羽の家の祟り婚 秋の章 血」「濡羽の家の祟り婚 冬の章 禁忌」を
    ご購入いただくと、官能的後日譚【霜降の章 終わりと始まり】がダウンロードいただけます。

    ~曲目~
     1.車中にて (声: 深川緑)
     2.お天道様の下(声: 黒瀬鷹)

    ※特典は、特設ページにてダウンロードいただけます。
    http://www.dlsite.com/girls-pro/promo/tatarikon/

    サンプル

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