おすすめレビュー
生まれる前から優秀な現国王の兄と比較され誰にも期待されずに育ったヴィクトール。そのせいで自己肯定感が低い彼は兄の役に立とうと必死に執務をこなしていた。エーベルヴァインに嫁ぐ10年に一度の花嫁を娶った日、兄から花嫁を譲られ困惑しながらもそれを受け入れたヴィクトールは優しく彼女を迎え入れ、改めて「君は僕の花嫁だ」と告げる。
本当の自分に自信が持てない吸血鬼と生贄として捧げられた花嫁が紡ぐ愛の物語。
お伽話のような雰囲気の作品で、二人の距離が近づいていくのを楽しく見守らせていただきました。
血の供給や花嫁としての役目を果たしていない事に不安を抱いても、町で聞いていた噂とは違い優しく大切に扱ってくれるヴィクトール。他の吸血鬼から彼女を守り、彼の秘密を共有した事でこの生活が幸せなものへと変化していきました。(内緒だよ?がめちゃくちゃ可愛いです!)
そんな中、ヴィクトールが感情のま彼女に噛みついてしまい…。
兄に認められたいのに上手くできず、理想の自分と本当の自分について悩むヴィクトール。そんな不器用な彼の弱さも全て受け入れて寄り添う彼女に愛しさが生まれるのは当然の事で。
褒められ慣れていないせいでパニックになってキレて噛みつくって…可愛すぎて個人的にキュンポイントでした。
そして萌えポイントがもう一つ。卑屈なのにめちゃくちゃエッチ!ちょいそれらしい雰囲気はあったんですが、もう抑えられないと自覚した途端に豹変です。
やっと迎えた初夜。恥ずかしそうにする彼女が可愛くて意地悪をしてしまう子供っぽい部分や吸血による愛撫で印を付けて自分のものだと主張するような行為は愛情を沢山感じられて幸せな時間でした。
牙で傷つけないように優しく吸いつく舌や舐め音などが凄く良かったです。
愛に飢えているヴィクトールと包み込むような愛をくれる彼女。
そんな可愛い二人のハッピーエンドをぜひ耳で味わってみてください。 国王に嫁がされるはずが気まぐれで弟に嫁ぎます。
最初から優しく話しかけてくれて気にかけてくれるとても優しい人です。途中ちょっと不穏な感じになるんですけどヒロインちゃんの思いを聴いてからグッと距離が近くなりあまくなります。エッチもとても優しくしてくれてなんと優しい人なんだとドキしてしまいました。吸血もあって更にドキ!河村様の声も良かったです!
い作品なので全部聴いてほしいです! 吸血鬼モノが好き&キャスト様のファンと言うことで購入しました。
聞き手はエーベルヴァイン家に生贄として捧げられた花嫁。
本来は国王様に捧げられるはずだったのですが、彼の気まぐれで弟のヴィクトールの花嫁になってしまったことから物語がスタート。
ヴィクトール様はとにかく紳士的。
初めて会った時からヒロインちゃんを気にかけてくれる優しいお方です。
ただ、どうやら自己肯定感がかなり低いらしく、何かと自分を下げたり、それゆえにどこかヒロインちゃんに対しても一線を引いてしまったり…。
本当に優しくて丁寧な方なのですが、序盤は少々距離を感じてしまいます。
しかしトラック5でヒロインちゃんが本音をぶつけたことから起きるちょっとした事件をきっかけにぐっと2人の距離が近づきます。
トラック6以降は今までとは打って変わってたくさん触れて、近づいてくれるヴィクトール様にきゅんとしてしまいました。
個人的には蝶を眺めるシーンが大好きです。優しいのにどこかSっ気があって、そして声が…声が近い…!
ベッドシーンは1回だけですが、密度がすさまじいです。
初めてだからとにかく優しくしてくれるヴィクトール様と、それに応えて無意識に煽っちゃうヒロインちゃん。
ヴィクトール様もそれに全力で応えて下さります。ずっと糖度マックスなのに、Sさもあります。河村さんのお声で「よくできました」「頑張ったね。でもごめんね?」の破壊力、すごいです。
こういうのを求めてました…!
吸血も1回+ベッドシーン中に何度か。
品があるのにしっかり吸われている感が堪りません。吸いながらもヒロインちゃんの体調をとにかく気にかけてくれるのも素敵。
吸血鬼の彼氏にとにかくどろに甘やかされたいなら是非購入してみてください!優しいヴィクトール様に溺れること間違いなしです。
あらすじ
10年に一度、エーベルヴァインの王に嫁ぐ「花嫁」に選ばれたあなた。しかしエーベルヴァインの城下町で生まれ育ったあなたは、「花嫁」の真の役割が吸血鬼の王に捧げられる生贄でしかないとよく知っていた。
「花嫁」として初めてエーベルヴァイン城に足を踏み入れた夜、控えの間で震えながら王を待つあなたは、王弟ヴィクトールに声をかけられる。優しいヴィクトールと話すうち、少しずつあなたの心も安らいでいくが――。
キャラ紹介:
ヴィクトール・フォン・エーベルヴァイン(CV:河村眞人)
エーベルヴァイン家の次男で、現国王であるディートリヒの弟。純血の吸血鬼。
冷徹な兄とは対照的に、常に穏やかで物腰が柔らかい。
トラックリスト:
1 Der Bruder des Königs -王の弟-
2 Braut -花嫁-
3 Ein friedliches Leben -平和な生活-
4 Blumen und Regen -花と雨-
5 Maske -仮面-
6 Licht -光-
7 Mut -勇気-
8 Blumengarten -花園-
9Ich lebte glücklich immer danach. -ずっと幸せに暮らしました-
■スタッフ
シナリオ:穂乃みのり
企画監修:御門蓮
イラスト:さんば