再会 vol.2　憧憬 [GOLD] | DLsite がるまに

おすすめレビュー

大人になってから憧れていた先生に再会、という王道ながら大いにハマるシチュエーションのお話ですが期待を裏切らない作品です。茶介様の声でこの設定なので、即買いしてしまいました。(キーワードの「メガネ」に笑いましたが、特にメガネは出てきません(笑)
良き先生である彼は、大人になって再会しても良き先生のま。ヒロインはお酒によって失敗するのですが、彼はお酒の飲み方まで理性的な大人(見習いたい)です。それだけに、先生の中には教師と生徒という線引のようなものがはっきり感じられました。聞いてこの距離感を崩すのは難しいぞ、と思っていたら…
正面突破でした。
このヒロインちゃん、応援したくなります(というかしました)。甘酸っぱい青春の味を残しながら大人の恋愛に少しずつシフトしていく様子で、心が洗われる思いです。
反面、行為については物足りなさを感じるかもしれません。距離を詰めていくところを丁寧に表現しているので、そういったシーンが最終トラックのみです。お相手の性質上、なるべくして少なめ、という感じ。もちろん茶介様なので優しい大人の愛情籠もった行為、というのは十分伝わってきます。
茶介様の作品は他にも聞いていますが、若干いつもと違う雰囲気のお声でした。(当然素晴らしいお声であることは保証します)
敬語かつ穏やかなキャラクターは他にも演じられていますが、より柔らかさを意識してか、僅かにふわりとした空気を含むような演技をされていたように感じました。流石の解釈としか言いようがありません。どっぷり先生のキャラクターに浸れます。
最後の和歌は有名なので知ってましたが、
先生、浮かれてたんですね(笑)ご存知ない方はぜひお調べになってニヤしてください。
このお話はこれでいと思いますが、尺やストーリーの流れから、先生からヒロインちゃんへの執着や感情の表現が少なめで少し物足りなかったので、続編や番外編を期待します。 元教え子と教師の少し遅れた甘酸っぱい大人の青春のような素敵なストーリーでした!
序盤は茶介様が演じる奈良先生が教師として一線を引いているので、主人公が積極的にアピールしています。健気なので主人公ちゃんにも好感が持てます。
また、行為の場面は最後のトラックのみですので、それを目的に聴く方には少し物足りないかもしれません。しかし、行為の場面も茶介様のお声による優しく丁寧な描写で聴く者の想像力や感性をしっかり刺激してくれます。愛に溢れた素敵なシーンです。
教師×元教え子というシチュエーションや茶介様の優しいお声が好きな方には買って損のない作品だと思います! ゆっくりと、時間を掛けて恋心を育んでいく物語。
ジャケットのイメージのまのお声と優しさに包まれることが出来ます。
終わりもとても綺麗で、和歌を全く知らなかった私はヒロインちゃんと同じように調べてみた結果、とても嬉しさと愛で満たされてしまいました。
本当に、夢みたいな、穏やかな先生です。
ヒロインちゃん、羨ましいー! 今作のヒーローである奈良先生の素敵ポイント↓
・穏やかを絵に描いたような感じの出で立ち(キービジュ最高)
・相談事の回答も誠実な言葉で紡いで下さる人柄(職業柄もあるのかもですが元々の気質もあるのかと)
・ヒロインとの距離が縮まる事で素の自分を出していく(私→俺呼びとかRシーンでの少々砕けた口調とか)
・茶介様のお声と演技が完全一致(当社比)
ハイ正直全部です←
個人的ツボ
・奈良先生のストレス発散方法&自宅の散らかり具合(首がもげそうな勢いで同意)
・「垣間見る」の話とか最終トラックの「かくとだに」の意味(愛読書が国語便覧や資料集だった方は共感して下さるかも)
年上彼氏の等身大の愛情にじんわりと満たされたい方に強くオスメします! ゆっくり、淡々と進む恋物語。
でもそのゆっくりとした中で進んでいく恋愛模様が凄く良かった。特に大きな事件とかは無く、本当にゆっくりな恋愛模様で、優しく解きほぐしてくれる茶介さんの低く優しい声が凄く良かったです。
なんか「茶介さんの優しい声に癒やされたいなぁ、ゆっくり聴きたいなぁ」って時にはピッタリだと思います。ネタバレすると濡れ場は1回ですが、その1回の濡れ場もしっかりとしてるし、逆にこの物語は1回でお腹いっぱいになるくらいに満足です。お互いの気持ちが通じ合った後からだからすっごく柔らかい良い声が抱きに来ます。
終始敬語で接してくれる奈良先生。ただ、成就後は敬語とタメが混ざってそれはそれでもうグッとくる。一人称も私から俺になるのもいし、なにより、百人一首の句を盛り込んでこられたのが凄く好きですし、お気に入りです。そう、ラストラックの「かくとだに」
実はジャケットにちょこっと映ってる机に乗ったプレゼント包みがきっかけで、ってなります。(そこはもう是非とも聴いてください)
ちなみにその一句の後、奈良先生が自分が勤めてる高校の話をして「忍ぶれど」の句を読み聞かせてくれます。それを聴いた時、思わず、奈良先生、生徒からそんなお顔してるって言われてたんですね、ってもう歓喜しました。
時には、こんなゆっくり進む恋物語を聴いてみてはいかがでしょうか。

あらすじ

vol.2 憧憬

ストーリー：
金曜の夜、接待で嫌な思いをしたあなたはひとりで飲み直そうと初めてのバーへ。
そのカウンターにいたのは、高校時代秘かに想いを寄せ続けていた古典教師・奈良峻平（なら りょうへい）だった。
思わぬ再会に内心はしゃいだあなたは、つい酒がすすんだ上に仕事の愚痴を吐いて酔いつぶれてしまう。翌朝目覚めると、心配そうに水や薬を差し出す奈良がそばにいて――


キャラ紹介：
奈良 峻平（なら りょうへい） 9月30日生・Ｏ型 36歳
高校時代の古典の先生。あなたは当時から本気だったがそれを隠し、友達と一緒にバレンタインチョコを渡したこともある相手。
現在も教師を続けており、学校ではとにかく穏やかで優しく理知的。
しかしそれは表向きで、素はわりと雑な普通の男性。


トラックリスト：
1．憧れの先生
2．介抱
3．あの頃の距離
4．優しい先生
5．偶像
6．ひとりの男
7．覚悟
8．かくとだに
 

■スタッフ
企画・シナリオ：穂乃みのり
イラスト：aio

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