おすすめレビュー
とみ庵さんの藤堂れんげさん演じるテンちゃんシリーズ第3弾です。最早、説明不要のビッグタイトルでしょう。
序盤からテンちゃんのかわい声で案内され、チリンと鳴る鈴の音が愛らしく、
あぁまたこのシリーズが聴けるんだとしみじみと聴き入ってしまいました。
また、今作も環境音が効果音ともに随所にこだわりを感じました。
とみ庵さん=耳かき音の最高峰と言っても過言では
ないと思うのですが、今作でもたっぷり収録されています。
綿棒、泡洗浄、耳かき棒、両耳かきとこれでもかというくらいのボリュームに大満足です。
シリーズ3作目とあり、あなた(聞き手)との距離感が縮まっている点も聞きどころでしょうか。
以上のことから、計3時間以上収録されていてこの価格ですから、買って間違いはないです。
このボリューム、あなたは寝落ちせずに完走できますか? 前二作にてサークルのマスターピースにしてケモノビエントの金字塔を打ち立てたシリーズの恐らく最終作?が当音源。
これが奇を衒わず堅実にこれまでの成果をグレードアップしてみせた、堂々たる傑作に仕上がった。
/育たないで萎れてた新芽みたいな音符を / 二つ重ねて鳴らすハーモニー
前作で特徴的だった手持ちの鐘の音を使ったパートは、音を増やし、セリフまわしも安眠誘導を強く意識したものになっている。
こうした前作からの流れを汲む部分は、シリーズのトレードマークであるしっぽでの耳掃除や、たっぷりと時間を使いテンの心境の変化を描いてきたシナリオにも現れている。
/ありふれた時間が愛しく思えたら / それは”愛の仕業”と小さく笑った
シリーズ全体を見渡した時に驚かれるのは、この物語は最後までありふれたものしか描かなかったということだ。
同じ場所で、同じ空気の中同じ時間を重ねる。
そのときにむしろ、機微とでもいうような心の些細な心の変化や、雨や季節の虫の歌声など、小さな違いが驚くほど繊細な表情を見せていることに気づく。
/緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる / 時の美しさと残酷さを知る
シナリオ的には、休日屋シリーズから引き継いで時間というものに対してどう折り合いを付けるか?という話。
それは作品を聴いている僕らの問いでもある。
永遠に続いてほしいと願う時間ほど、永くは続かない、いつか終わってゆくと知っている。
いつか夢は覚めて朝が来て、現実の一日が始まっていく。
この作品がその時にあなたをどう外の世界へと送り出すのかを聴いてほしい。
…オマケまで至れり尽くせり…なのだが、耳かきは性行為なので(誤った性の知識)、テン様に操をたてる意味であれは”夢の中の出来事”と思って聴いている。
完璧な作品だけど、ひとつだけ要望を言うと、価格。せめてこの三倍はお金を払わせて欲しい。 低価格で長時間の音声作品は大抵の場合、台詞は少なめで耳かき効果音のみの部分が多めとなっていますが、本作は台詞も非常に多く、オトクな音声作品でした。
全部で3日+αの耳かきが収録されていますが、それぞれの耳かきに導入と耳かき後の会話も用意されているので、耳かきだけでなく会話も堪能できました。
ヒロインとの距離感も素晴らしく、俗に言う友達以上恋人未満な関係で、甘酸っぱいヒロインとの関係も本作の大きな魅力でした。 安価で高品質でおなじみとみ庵さんの最新作です。
シリーズ3作目ということもあり、狐巫女テンとの距離もかなり縮まっています。
日によってシチュエーションや癒やされ方が違うので聞いて飽きが来ないです。
初めてこのシリーズを買うという人は是非過去2作(今作と合わせても10円以内です)も併せて購入してみてください。
おすめです。 テンちゃん3作目、効果音、環境音に関してはこれまで通り文句なしの素晴らしいものでした。
今回は新しく泡洗浄が増えていて、これもまたとても気持ちの良いものでした。
これまでに比べて、テンちゃんの素直なところが見え始め、少しばかり積極的になっていました。
表情も豊かになってきていて、「あなた」をからかって楽しそうに笑う姿なんかを見ると、距離が縮まったのが感じられてとても良かったです。
大人気シリーズの三作目。
「ふむ」と、時折つぶやくテン様がとても愛くるしい。
普段の会話では無邪気で幼さが残るテン様ですが、
耳かき時になると包容力のある雰囲気になり安心できます。
バックで流れる小川のせらぎや鳥の声など、風情にも拘りを
感じられる作品です。
おまけのテンとビャクの耳かきでは二人が両側から耳かきしてくれます。しっぽで耳をふさもふしてくれるところは
もう最高です。
あらすじ
春のある日、ひと気のない神社をみつけテンと出会ったあなた。
あれから何度も誘われた小川の音と鳥の声、テンの耳かきに今日も誘われ、参拝していく事にしました。
鳥居をくぐり…お賽銭を入れ…鈴の緒を引くと……
本作は日を改めながら耳かきをしてもらう音声作品として製作しました。
導入、耳かき、添い寝が三回分(おまけ込み4回)の内容となります。
一日目はまだ寒いのでストーブをつけながら、二日目はいつもの縁側で…。といったように
日によって道具や動き、雰囲気の違う耳かきをお楽しみいただけます。
–
収録内容
–
*まだ寒い日
01 まだ寒いのう 13:35
02 カネがもう一つ 32:24
03 わしも眠くなってしまったわ 12:50
–
*少し暖かい日
04 勘違いしておらんか 11:07
05 たまにはよいじゃろ 32:27
06 き、きききキッス 12:10
–
*春のある日
07 ぷれぜんとというのじゃろ 10:09
08 あげたその日に使うとは 29:55
09 起きたら話してやろうか 8:49
–
*春のある日の夜
10 わしの気持ちを聞いてくれ 11:18
–
*おまけ
11 テンとビャクの両耳かき 23:47
トラック計 約3時間20分
全ての音源をバイノーラル録音にて製作しております。
イヤホン、ヘッドホンをご利用になりますとより臨場感が味わえるかと思います。
声 藤堂れんげ様 http://renge.michikusa.jp/
小日向さくら様 http://flower2garden.web.fc2.com/
衣装協力 天水様 http://10th.kinugoshi.net/
他(企画台本、イラスト、音響等)とみみ
※イラストの背景には一部フリー素材をお借りしています