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秋野かえでさんの優しい語り口で朗読された物語。
小説と散文詩の間のあなたに語りかけるようなお話しをお楽しみください。
物語抜粋 -sample-
イギリスのとある大学に入った私はNPOの設立準備をすすめながら主席で卒業。大学院に進学した私は国際情勢と哲学を学び。
そのまま国際平和にむけて研究者として、とあるセンターで研究員をしている。
一歩一歩。
過去の自分に後悔をすることすらできない程の圧倒的時間を
世界平和のために注いでいる。
私はみんなの人生を背負っている。
その気持ちでいっぱいだ。
ある日、実地での研究調査としてとある中東の村にきていた。
少年に案内をされてあたりをまわる。
少年と、ある事がきっかけで仲良くなり、
とっておきの場所へ連れていってくれるといわれた。
そこは急峻な高い崖で上から村を一望できる場所だ。
上空では一羽の鷹が飛んでいる。
あの鷹を目で追うと自然。見下ろす形になる。
ここは最初に本で読んだ世界よりもとても広大だった。
村の建物はとても小さく点在し、遠くでは山々が緑に生い茂る。
さらに裏側では地平線に近い水平線がどこまでもどこまでも遠く広がる。