おすすめレビュー
メイクの本質は変身でそれは二人の関係にも当てはまると思うんですよメイクはお互いの呼吸を合わせる信頼関係が必要になるので、見た目が変わっていくのと同時に二人の関係も変化していくように感じました
今作品のメイクは距離感を詰める道筋でもあり、相手のことを知りたいそして自分の好きや夢を伝えて共有したいという気持ちの発露でもありましたね
ヒロインのみなるの気持ちや二人の関係の変化の流れが見事に描かれてました
そして変化に伴う痛みも熱演で伝わってきました
メイク中はこれまでの話とこれからの話をしますが、メイクを施すというのは自分好みに相手を染め上げたいという意思の表れでもあると思うので、みなるはそれを伝える恐怖も抱えていたように感じました
でもそれを乗り越えて好きや夢を共有する関係になりたいという想いは熱の入った演技も相まって聴き手側にも伝わってきます
ではその聴き手側のメイクを受ける彼の感情はどうなのか、細かい感情は我々が想像するしかない
というより想像する自由があります
自分のことを分かってくれそうな人を求めてるというみなるの真意を聞きそれでもメイクを受け続ける彼、自分に対して行うメイクではなく他者に施すメイクはその他者が必要で、これはシンプルにニコイチの話なんだと私は聞いて思いました
メイクをする過程でお互い相手と見つめ合う形になりますが、それは自分や自分の原体験とも見つめ合うことにもなりメイクが完成した時みなるの中で一つの夢が叶いそして新たな夢が生まれたように感じました
多分二人の本心と本音は同じところにあり、メイクと同じく基礎から固めるという時間が二人には大切だという話だと最終的に思いましたね
その後の描かれた特典用トラックは聴き終わった後に前向きな気分になれて良かったです
ASMRとしての距離感の演出と演技も見事でした
メイクという題材は珍しいですがシナリオ演出演技共に聴き応えがありオスメです 今回の作品、ASMRとしてもボイスドラマとしても本当に素敵な作品です。
嬉しい時の声、抱えた秘密や葛藤を吐露する震えた声、照れてる声、そして大好きな気持ちが溢れちゃった時の声など本当に最高でした。
イチャラブだけでなくメイクを通してヒロインの気持ち、彼との関係の変化を描くことで幸せだけでなくヒロインの痛みまで伝わってきました。
台詞だけど台詞だと感じさせない、1つに細かな感情を乗せる繊細なお芝居、全身で演じる詩音ちゃんのお芝居の強みが全面に出ていると感じました。
メイク等に疎く道具の名前など聞いたことがあっても、詳しくは知らないことなども説明してくれながらメイク、スキンケアをしていくのでなるほどな!そうなんだ!と勉強にもなりました。
メイクをされている彼としても楽しめるし、ボイスドラマとしても聴き応えがあるのでどのTrackも最高です。
みなるが男性へのメイクに興味を持ったきっかけや想い、夢を話す時の打ち明ける恐怖があるけど好きな人だからちゃんと伝えたいという覚悟、大好きな彼だからこそ可愛くしたい、メイクがしたいという熱い想いを伝える時のお芝居は必聴です。
台詞や呼吸1つにすごく繊細に感情を乗せているからこそ震えてる声がリアルすぎて彼女の痛みや不安を感じて思わず涙しました。
リアルなお芝居こだわられたSEだからこそ、ハッキリとそのシーンが脳内で描かれました。そのリアルをぜひ体験して欲しいです。
とくに詩音ちゃんファンに強くオスメしたいのはTrack5の終わりからTrack6ですね
全部最高なんですがやっぱりこは外せません!
Track6の後半はもうずっとドキしちゃいました。
初々しいみなるだからこそ慣れてない感じの音がよりリアルに感じて聞いてドキでした。
あの音を狙ってだしている詩音ちゃんは魔性の女です
ね。
素敵です。
レビューとは違ってただの感想かもしれませんが(汗)
あらすじ
真面目で心優しい黒髪ロングの美少女・橘みなるのことが気になっていたアナタ。
放課後の教室でみなるのクラス委員の仕事を手伝っていると
「キミともっと仲よくなれたら嬉しいなって……」という熱い視線を向けられる。
思い切ってみなるへ告白すると、なんとOK! 晴れて2人はつきあうことに♪
ただ、みなるから一つ『お願い』を言い出され、
彼女のお部屋で
かわいい彼女にかわいくメイクされちゃうことに……!