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大国リエンダールの長子として生まれたあなたには、幼少の頃より婚約者がいた。しかし、婚約者がいる身でありながら臣下の騎士ユリウスへの想いを断ち切れないあなたは、婚約祝賀パーティーが開かれた夜、許されない罪を犯してしまう。「いつか、今夜のことを必ず後悔する日が来る」――そう忠告するユリウスに、「構わない」とあなたはこたえた。その夜から、少しずつ運命の歯車が狂い出す。
それから三年後、あなたは正式に婚約し王太子となることが決まった。しかし、時を同じくしてユリウスが軍師の座を辞し辺境の地ラーリアへ赴任するつもりであると知ったあなたは激怒し、ユリウスの結婚相手を強○的に決めてしまう。それは権力を以てユリウスを支配し、自分の愛人にする為の布石であった。あなたの執着から逃れる術がないことを悟ったユリウスは、「必ずお迎えにあがります」と意味深な言葉を残して王都を去っていった。その言葉の真の意味をあなたが知ることになる時、国の運命が大きく動く。
憎悪と愛情の先にあるものは果たして何か――これは命を懸けた執着愛の物語。