サンプル
レビュー
オタサークラッシャーを自覚するエロぃ体を持つ、皆が勝手に好きになる!と呟く女。彼女がいるのにムカついて弱味を握りにかる性格の悪さ。
…こまで性格が悪いと、普通ならドン引きなのに…
いやー鈴城先生のイラストに誘われて購入しました。lovers handではお馴染みになりつあるマイクO先生の作品!
嫌な奴?って思ってたはずなのに、体を重ねる間に段々とこの娘はもしかしたら、こんな取り柄のない自分(主人公)を実は前から好きで言い寄られるのが当たり前で、逆に自分から告白するのが苦手な娘だったんじゃないか?と言う錯覚に。
後半以降で彼女にしてください!ずっと好きだったんです!と言う言葉にやっぱりなぁ…と、言う感じ。
終わってみれば彼女の気持ちは純愛でやっと思いのたけをぶつけたと言う素敵なストーリー
ただ、個人的には聞き手は天音とは違う、今カノをどうするんだろう?どっちをとるの?と言う後味の悪さが背徳感を誘いながら終わるところが、少し黒い
周囲がヤリ目的で媚びまくってくるオタサー姫に唯一媚びないリスナーが、逆に興味を持たれて浮気ナマ本番まで至る話。ヒロインの天音ちゃんは別にクラッシャーでは無いため基本的にはリスナーの事が最優先。あくまでもリスナーが嫌がることはせずにwin-winを目指して行為に迫ってきます。最終的に後味の悪さも無く、リスナーも共犯者として天音ちゃんを食べるので逆NTRというよりはメスを一匹確保したオス様優越感で気持ちよく終わりますw
自身の所属するサークルの男性陣の視線を釘付けにしているヒロインが、すでに彼女持ちとされる主人公に対して脅迫めいたアプローチを仕掛けてくる、聴き手目線としては自分が寝取られてしまうシチュエーション。
「サークルの男性陣は全員自分に惹きつけられて当たり前」と思っているのか、主人公がそうならないどころか、最近彼女ができたことを知って怒りを露わにしてきたり…事あるごとにわがまだったり生意気だったりな態度で迫ってきたり…今作はそうした一連の感情表現が良かったです。
導入部分では、お怒りのスイッチが入ったところがお気に入り。
こう、声のトーンが急に切り替わると良い意味でゾクっとしますね。
本編のシチュエーションを聴き進めていくと、ちょっとした疑問点がポツと生まれていきます。
主人公に対して脅して性的な接触を企てくるもの、自身のサークルの中で自分に靡かない唯一の男性だから、というには行き過ぎた行為。
それにも関わらず、ひたすらに主人公を下に見るような言葉。
さらに、主人公の彼女に対して対抗心を燃やしているのか、自身と比較するような台詞の数々。
そうした違和感を散りばめて「この子はまさか…」とにおわせておいて、最終トラックで「やっぱりね」と思わせるまでの段取りが、テンポの良さもあって気持ち良かったです。
導入時に不機嫌になるところもちろん、わがまな感じやこちらを煽るような声色や抑揚はさすがですね。単純にエロいだけでなく、どことなく可愛らしさもある、そんな演技が今作の好きなところです。