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【実験】しっかり者の妹をクリスマスデートに誘ってみたお話 [妄想研究所] | DLsite 同人 – R18

    【実験】しっかり者の妹をクリスマスデートに誘ってみたお話 [妄想研究所] | DLsite 同人 – R18

    あらすじ

    [ストーリー]
     ――夢だったのだろうか。
     しっかり者なのに時々甘えだす、そんな妹との蜜月の夜。
     一夜だけ交わした身体の熱を、俺はまだどこかで覚えていた。
     そんな俺を、彼女は何食わぬ顔で、素知らぬ顔で嘲笑う。
     まるで、変な“妄想”に取り憑かれた男を見る様な目で――。

     世間がクリスマスシーズンで賑わう中、俺は一種の孤独感を覚えていた。
     毎年、独り身の孤独を共感し合う仲の、信頼していた友たちに裏切られ、
     今年は一人寂しく聖夜を過ごすことが決まっていた。
     あいつらに彼女がいて、なんで自分には彼女がいないんだ。
     妬ましい。
     忌々しい。
     キスした瞬間、結合部で何らかの化学反応を起こして勝手に爆ぜろ。
     そんな恨みごとを呟いていると、視界の端で俺のベッドに腰掛け、
     髪を櫛で梳いている妹の姿が見えた。
     はて……、と考える。
     こいつは、毎年クリスマスを実家で過ごしていた。
     俺が聖夜に野郎どもと実家を占領してドンチャン騒ぎをしていた際も、
     食事や飲料類を提供してくれる、まさにその日においての聖女だった。
     ……今年も、こいつは暇をしているのだろうか。
     クリスマスは家族と過ごすものとかいうアメリカンスタイルを貫いているのだろうか。
     ……言うだけなら、問題はあるまい。

     さして、以前の過ちを懲りない兄が、妹に再びその毒牙をかけようとするのである。

    [内容]
    第01話「序章」 (06:36)
    意を決して、ベッドに座る妹に向けてデートのお誘いをしてみよう。
    さりげなく、そして少し冗談染みた風体で。
    そんな俺を冷たい目で見返す妹。
    毎度のようにくどくど言い返してくる妹を見つめながら、ふと……こう思った。
    ……こいつには、彼氏はいないんだろうか、と。

    第02話「クリスマス・イヴ」 (08:39)
    今日は、待ちに待ったクリスマス・イヴ。
    こんなにイヴを少年のように心待ちにしていたのは、いつ振りだろうか。
    物心が付いてから、覚えることのなかった幸福感。
    それをいま体感している事実がまた、もどかしい。
    ……相手は、妹だというのに。
    妹が相手でも、心はこんなに……。
    それほどまでに女に飢えているという証拠なのか?
    それとも、相手が……“妹”だから……?

    第03話「確執」 (14:09)
    なんだかおかしい。
    妹を見ていると、何かがおかしい。
    彼女の顔を見ていたくないような、……でも、じっと見ていたいような。
    バカか? 相手は妹だぞ?
    冬の冷気にやられたか、もしくは“イブ”の雰囲気に呑まれてしまったか。
    右手に感じる、妹の掌のわずかな温もり。
    軽く握ってやると、呼応するように握り返してくる。
    俯き加減で嬉しそうに微笑む妹。
    おかしい。
    なんで俺は、こんな――。

    第04話「イヴの情事」 (39:03)
    俺は、どこかで期待していたのかも知れない。
    どこかで、きっかけを探していたのかも知れない。
    あの日からずっと、あの夜からずっと、求め続けていたのかも知れない。
    だから、彼女からそそのかされただけで、求められただけで、
    時も、場所も、音も。関係も、血の繋がりも。すべて無視して。
    こんなにも、昂ってしまうのだろう。
    ……相手が、妹であっても。

    第05話「想い」 (07:33)
    リビングのソファに、兄妹並んで座る。
    妹に淹れてもらったココアを飲みながら、俺は少しばかり考えてみた。
    これからのことを。お互いのことを。
    決して、有耶無耶にしていてはならないことだ。
    隣でココアを飲みながら綻んでいる妹を見る。
    ……この笑顔を、失くさないためにも。
    ……穢さないためにも。

    ———————————————-

    のべ1時間16分の音声作品となっております。
    「SE有」「SE無」からお好きなほうをお選び下さい。

    暇をしている妹を連れてイブの街へ。
    独特な雰囲気に呑まれるような感覚。
    次第に妹にドキドキするようになってきて……?


    CV:森野めぐむ様

    イラスト:ぽかちゅ様

    ※本作は、第三作目・「【実験】しっかり者の妹に寝言で愛の告白をしてみる一ヶ月+その後のお話」
    の続編となっております。

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    レビュー

    しっかり者の妹シリーズの続編。
    個人的にドストライクなシリーズです。
    聖なる夜を妹とデート。こんなかわい妹とデート。
    これを聞いたみなさんが妹のかわいさに悶えること間違いなし。多分。素敵なクリスマスをどうぞ。 前回の作品では総じて受け身だった主人公が、クリスマスの夜、妹をデートに誘う物語。
    ベタ、と言うには距離があるけれど、でもやはり二人の間には愛情があって…そんな関係のあり方を、とても羨ましく思った。
    妹が欲しい…(ポツリ)。
    前作の“しっかり者の妹”の続編が出るということで、発売前からワクしながら待っていましたレビュー者です(笑)
    今回は実験というよりも、クリスマスというイベントを使って兄と妹がお互いの気持ちを確認しようとしている印象が強かったですね。
    その為か、
    前回受け身がちだった兄がかなり積極的だったり
    何事にも理由付けをしたがる妹が“そのま”の言葉で伝えたりと…
    実に甘く、微笑ましい近親感を楽しませてもらえる作品に仕上がっていました。
    SEは周囲の環境や二人の行動が想像できるくらいの丁度よいもので、無しも選べますが、有りの方がよりクリスマスの夜というシチュエーションを味わえるかと。
    もちろん前作を聞いていない方でも楽しめるものになっていますが、出来れば自分としては前の方も一緒にどうぞとお伝えしておきます!
    次回作が出るのが密かに楽しみです← 生まれたときから知っている実妹とクリスマスデートを楽しむ音声作品。誘いをかける時点から一般的な恋人とはまるで違う空気感なのが、兄妹の関係性を感じて面白い。お互いに好意を持っているのは間違いないのに血の繋がりゆえに素直になれない距離感が微笑ましくむず痒い。デート中の些細な接触に嬉しそうにするヒロインがあまりに可愛くて愛おしく、こんな妹とクリスマスを共に過ごして興奮しないわけがない。色々障害があることは間違いないが、とても真剣にお互いのことを想っており、幸せになってほしいと思う。オカズとしてはもちろん、一本の物語として非常に楽しめました。 前作の後日談にあたる作品です。そのため、こちらだけでも一応大丈夫ではありますが、前作を聞いてからの購入の方がおすめです。
    諸事情により予定がなくなってしまったクリスマスに妹とデートです。
    前作でいろあったはずですが、表向きは今までとなにも変わらないように見えて、しかし所々で好意や変化が見えますね。
    妹ってやっぱりいものですね。 妹もの名作、しっかり者の妹シリーズの第二作です。個人的にこのシリーズではこの作品が一番好きです。
    前作は若干雰囲気が暗いというかシリアスですし、スピンオフ作品もいくつか出ていますがそちらは少々ストーリー性が薄い気がします。
    それに比べるとこの作品は甘々な雰囲気がよく出ていて、なおかつストーリーもわりとしっかり目に作られています。妹は好いてくれているのがちゃんと伝わってくるもの基本的に理屈っぽくてツンした性格なので、これくらい甘い雰囲気の方がギャップがあって可愛さが引き立ちます。
    そうこの妹、めちゃくちゃ可愛いんです。音声作品で特定のキャラをこまで可愛いと感じたことはあまりないと思います。
    故にめちゃくちゃえっちです。可愛ければ可愛いほどえっちなのは自明の理でしょう。
    妹であることを意識させ、背徳感を高まらせるセリフ選びもとても良かったです。
    この作品は素晴らしい名作です。
    前作を聞いていなくてもあまり問題のない内容になっていますが、楽しみ尽くしたいなら前作も聞くことをおすめします。