『ようこそ! リラックス研究部へ!』
サンプル
レビュー
再生時間1時間くらいの全年齢対象音声作品。
明るく元気な声の先輩に、半ば強引にリラックス研究部へ連れていかれて、耳かき、歯磨き、髭剃りなどで癒してもらうという設定。
だがヒロインがドジでおっちょこちょいでやらかしがちなため、リラックス研究部なのに聴いて癒されるというより笑える作品。
この手の音声作品では癒される作品は多くても、笑える作品はそう多くないと思う。
好き嫌いが分かれるかもしれないけれど、私的にはこれでありだと思った。
個人的お気に入りは何といってもトラック5。
トラック3の耳かきでもいろあったので、髭剃りとなるとまた何か起こりそうだと気になりながらにやして聴いていた。
こでの好きな台詞は、「私の兄の彼女の友達が美容師なんです」。
癒し部の天然先輩に、癒し体験をさせられる・という内容です。
比較的テンションが高く、アニメ・ラノベのようなノリがかなり強い為、正直好き嫌いは分かれると思います。
ただ、刺さる人にはとても刺さる内容ですし、私はしっかり癒されることができました。
個人的には、何かハプニングが起こる前までの、比較的さやいている声の時が癒されました。
ハプニングが起きてからは、コメディ系のボイスドラマです。
全体的に人を選ぶような気がしますが、私は好きな作品です。
童貞をイジられて、リラックス研究部(部員一名)の部室に連れて行かれ、部長である先輩に癒しの施術をしてもらう音声作品になります。
先輩は無邪気かつ、おっちょこちょいで、「口は第二の性器って呼ばれてるんですよぉ」と言いながらいつも自分が使っている歯ブラシで歯磨きしてきたり、耳かき中にくしゃみして梵天を突っ込まれたりします。
ただ、そんなのも許せちゃうくらい可愛いので、最後まで視聴するのをおすめします。
やかまし系元気っ子キャラとASMR作品との相性は悪いと思った
(個人の好みの問題だから何とも言えないが、この性格なら後輩キャラの方が良かったのでは?とも思った)
通常の喋り声がデカすぎて耳にキンとくるためASMRとしてはかなり厳しい
台詞回し(エ〇同人みたいに!ていうやつ)もそうだが、くしゃみの勢いで耳かきを刺したり眉毛を剃ってくるような人間に告られたからといってOK出す主人公という世界観も2010年前後の作品臭がして古臭い(陰キャ全開の主人公に惚れてるヒロインというご都合主義な展開も古臭さを加速させている)
囁くパートは良いので声優の問題というよりは設定の問題
しかしそれ(囁き)も全体の中では少なめなので旨味の少ない作品になっている、KU10という素晴らしい機材を導入してこれはかなり勿体ない
耳かき等の効果音も癒されはするが過当競争になりつあるASMR作品業界で既に食傷気味のため、音に頼るよりは起用した声優の声で勝負してほしかった(今回起用された声優はASMR作品でほとんど初登場の方のため)
需要に寄り添ってしまうと旧作や他社の作品と似たり寄ったりな設定になってしまうのかもしれないが、それでも起用する声優が違うのなら差別化はできるはず
RaRoさんには今後としては、あまり考えすぎて設定を捻らずに、表で活躍している声優にKU10を通して囁いてもらうことを重視した直球勝負な作品作りをやってほしいと思いました。
音や声優さんの演技については光るところがあると思います
囁き声にはしっかり癒やされましたし、元気なパートでは左右振りが効いて、よく動く元気なキャラなんだと説得力がありました
脚本が少し残念で、癒やしのパートで唐突に大声やよくわからない寸劇を入れられるので没入しきれません
セリフ回しでの語彙もキャラクターの一貫性を損なっているように感じました
寸劇パートを耐え抜いて、癒やしパートに突入しても、あと少しで没入出来るのに…というタイミングで妨害されるので厳しいです
同キャストできちんとした脚本での作品が見てみたい気持ちになります
好きな声優さん、平山笑美さんのASMRということで期待して聴いてみましたが、
ASMRを楽しむというよりはボイスドラマを聴いているような感覚。
体感、ASMR3:ストーリー7
くらいの配分でした。
せっかくの平山笑美さんのASMRなので、もっと囁きとかの要素や分量を多めにしてくれるとASMRとしても楽しめたのかなと。
ASMR作品として聴くと物足りなさを感じました。