4枚の耳かき券 [エンディミ庵] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
――耳かきで紡ぐ、ひとつの人生。
6月のある日、仕事から帰ったあなたが愛娘から手渡されたのは、4枚つづりの『耳かき券』だった……
連作短編ASMR。
収録時間 約30分
サンプル
レビュー
浅見ゆいさんが演じる、【4枚の耳かき券】の『娘』とのあまいひときな時間を過ごしていくという内容となります。Prologue! とある日常。仕事から帰ってきた主人公。
玄関まで出迎えてきたのは『娘』だった。そんな中、何かを隠している様子だった。
『娘』…「じゃーん!」
手渡されたのは4枚つづりの「耳かき券」だった。
どうやら今日は父の日で、幼稚園で作ってきたらしい。いつでも使ってもいとのことらしいが困惑する主人公だった。
こから先はご購入してからのお楽しみに♪
そんな『娘』との過ごすあまな日々が始まります。
Point! 《Pick up》
☆Introduction☆
『主人公』:娘の父親。娘のことをとことん愛しているような印象です。
『娘』:幼少期、青年期、成人期。根はとても優しそうな性格で主人公想いの女の子な印象です。
場所:主人公の家や病院の部屋。
環境音:扉を開閉する音や枕の音など聴きどころです。
本作品で押さえておきたい”キーワード”として、父の日にプレゼントした「耳かき券」です。
☆Situation☆
2人っきりの気持ちがいお耳ふーや枕にごろーん、彼女の膝枕、お耳の浅いところから奥の細かなところまでかきと耳かき&梵天あり、耳元でのさやきなどの癒しをたっぷりと体験することができます。
☆Event☆
幼少期の頃では可愛らしい一面や主人公に対する大好きコール、青年期の頃では思春期や反抗期といった時期に入り、成人期では振り返りや主人公に対する想いなど主人公と『娘』との関係性や場面転換が大きく変化するあたりとても良かったです。
後半になればなるにつれて彼女が成長する姿に”グッと”きてしまい自然と涙が溢れてしまいそうでした。想像しながら彼女の父親になった気分、そんな体験をすることができました。
その他にも。ぜひ探してみてください♪
『娘』…「あ! おかえりなさーい♪ パ!」 娘に貰った4枚の「耳かき券」を人生の節目で消費するというコンセプト。
1トラック8分という圧縮された時間の中で、父と娘の関係性が大きく変化していく様がハッキリと分かるし、浅見ゆいさんの演じ分けもさすが。ロリ、反抗期、落ち着いた大人と、色々な演技が聴けるのでお得。
このサークルは「トラックごとの大きな場面転換」「全体で一つの物語」の作品において、トラック間の記憶の空白を視聴者が自然に埋められるようなキャラクターとストーリーの一貫性の作りこみが上手い。
耳かき音声で全30分というのは現代の音声作品の中ではリアル時間が短い方のはずなのに、作中時間は何十年も経っており、それでいてストーリーの密度は濃く、極めて満足度が高い。
サークルの強みが面目躍如した、とても良い作品だった。オスメ。 浅見ゆいさん演じる5歳の娘から4枚の耳かき券をもらうことからはじまる本作。
一人でこれだけの年齢幅を演じられる浅見さん、流石です。
5歳での耳かき、「この愛娘、すでに耳かきの”ツボ”を完全に抑えている…!」と驚きましたが、それは大好きな父を本当によく観察していたからこそなのかな…と、これはトラックを聞き進める毎に強く感じます。
30分の耳かき音声でこんなにも濃く幸せな”人生”を感じられるのか…と心の底から感動。
娘と耳かきと共にある、そんな一つの人生を描いた耳かき音声。
「娘に耳かきをしてもらう」というシチュエーションだけでも美味しいのに、「成長していく娘の姿」を短い中にしっかりと描かれているシナリオも相まって、時間以上の心地よさと実際に自分の娘から耳かきをしてもらってきたかのような、
最後には走馬灯を見るように脳裏には愛娘の姿が見えるような作品です。
看取られ音声と浅見ゆいさんの寝かしつけ、耳かき音声に命を救われた身には贅沢すぎるくらい贅沢で甘美な物語でした。