Chapter.1『二人きりの十畳間』(旅館での甘酸っぱいひととき)
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レビュー
恋人つなぎをする場面での「予行練習の続き」や「はぐれちゃうといけないし」と言って手をつなごうとする彼女の一生懸命頑張ってる感じがとても伝わってきて、また手をつないだ後にやっぱり恥ずかしくなったのか無理に明るい雰囲気を出すのには何だか微笑ましくなりました。
しかしそんな楽しい話ばかりではなく、観覧車に乗る場面では、ある「友達」の話を彼女から話して貰った時のシリアスな雰囲気と彼女の憂いを帯びた声には本当に胸が締め付けられました。
そんな少し暗い雰囲気だったその時、外で始まったパレードそしてその光が生み出すまるで魔法のような景色に包まれた二人。
そして観覧車を降りてから軽い談笑からのあの台詞にはもう心臓がドキしてびっくりしました。
恋仲になってからのボーナスチャプターでの囁きや添い寝しながらの朗読には本当に癒されつもやっぱり最後の台詞にはドキマギしました。
キャストコメントでの楽しそうに話される近藤玲奈さんにはクスッとさせていただきました。
人や物との出会いを大切にしようと思わせてくれる名作でした。