■トラック1 「おはようございます、お兄様」
サンプル
レビュー
サークル「おーばーらばー」様のR-15ヤンデレ音声作品です
ヒロインは「秋原もみじ」ちゃん。CVは藍沢夏癒様で、お嬢様系の大人しくでも狂気を孕んだ声色が魅力的です。
いやー、もみじちゃん恐ろしくも可愛いですね。序盤は古き良きヤンデレという感じで甲斐しくお世話してくれたり、お兄様の学校まで監視をしに行ったりとヤバ目の行動はありつも普通の妹なのですが…お兄様に近寄る男がいると分かると態度が一変。お兄様を縛り付けて監禁しちゃいます。
そこからはもうノンストップです。ヤンデレ特有の被害妄想+自己解釈で攻撃性を露わにしていきます。お兄様との愛を阻むもの全てを取り除こうとするのがとても良いです。ヤンデレの王道という感じですね!
サンプルも公開されてますので、興味を持った方は是非もみじちゃんの愛情を受け取ってみてくださいね
お兄様が悪いよ…お兄様が…乙女心は繊細なんだから…
作品前半から半ばにかけてはコミカル調な展開が続き、
自分の都合の良いように色々と解釈しちゃって
若干行き過ぎちゃうけど、献身的な
近年稀に見るステレオタイプの
ヤンデレ妹なんだな、えへ、レッドリスト、絶滅危惧種、
こまめな嫉妬、可愛いじゃん、ぐふ。
なんて思ってました、ほのぼの系ヤンデレ作品なんだなって…
けど後半、お兄様の心無い一言で感☆情☆爆☆発。
可哀想なもみじちゃん。
あーあ、泣かせちゃった、先生に言ってやろ。
ヤンデレの女の子が主人公の言動で泣くところって最近の作品だとあんまりないんですよね、基本ダイレクトアタックされたりしちゃうので…ヤンデレの涙は何より貴重、グッとくる、これぞ生きるヤンデレというものよ…
さて、そんなこんなで
度々片鱗を見せていた彼女の攻撃的な一面と
自己解釈が暴走します。
さぁこで、ヤンデレの十八番!縄で縛ってbedにドン☆発動!
問い詰めるッ!
〆は脅迫だッ!
お決まりの展開ではあるがおいしすぎる王道展開、
それでいてテンポのよいセリフ運び…
そう、この作品、ヤンデレの源流を…しっかりこってり押えているのだ…!
そしてなにより作品全体を通して声優さんの演技が上手なのである、発狂とか今まで聴いてきたヤンデレ作品の中でTOP3には入ります。
感情爆発しつ、ヒロインの情動がしっかり分かる、
近年の量産型ヤンデレ作品とは一線を画す素敵な作品です。
発狂が嫌いじゃないならぜひ奨めたい1品。
好意対象者であるお兄様に危害()を加えないのもGod、
まぁ…いずれ加えそうなものではあるが…
前半のほのぼのヤンデレからの落差が非常に心地よい。
後半のアレとかするタイプにみえなかったから意外すぎて驚き桃の木山椒の木。
良いヤンデレに出会えました、ヤンデレアクバル、
これからも期待しております。
それではみなさん、ヤンデレと共にあらんことを…
世話焼きな妹に徹底的に管理される音声作品です。
兄のことが好きすぎて一人暮らしている家に押しかけてくる紅葉ちゃん、い迷惑ですね。歯磨きからお風呂まで手伝ってきて鬱陶しいったらありゃしないです。嘘をついてはごまかし、傷があれば舐め、クラスの子の事は悪く言うので早く実家に帰って欲しいです。
…というのは冗談で、紅葉ちゃんは心配症で体調管理をしてくれて、常に気にかけてくれて、虫がいれば排除してくれる他の誰よりも愛しい存在です。そんな魅力たっぷりな妹の作品でした。
まず「ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD」が好きな方は買って損はないと思います。
ヤンデレの基本的・本質的な魅力をしっかり描いていました!
個人的に良かった点を幾つか。
・病む前の描写がある。
「冒頭からいきなり包丁で脅しにかる」という「ヤンデレはこうしとけばえやろ」みたいな作品が散見される中で、
お兄様に対しての愛情・見え隠れする独占欲・その今にも外れそうなストッパーを外すきっかけ。
それらが描写される事で、ヤンデレが短絡的ではない、より魅力的なキャラクター性となっています。
本作はそこがとても丁寧でした。かわい妹からの緩急としても◎です!
・安易な性描写に行かない。
SEXに持ち込まず、如何にヤンデレを描くか?
ヤンデレと性描写は容易に、且つ効果的に結び付きます。
例えば今作ではベッドで拘束され、汗を舐められ、汗を舐めさせられるシーンがあります。
こで生まれる、ヤンデレと対峙する危うさ・「これから何をされるのか」という恐れは、SEXという分かりやすい到達点を伴っていないからこその物だと思いました。
他にも
・お兄様に危害は基本加えない
・でもあまりに聞き分けが悪いなら…
・「お兄様が私を愛してる事は言わなくても分かります、そうでしょう?」
・「お返事は?」「…ですよね。お兄様の焦らし上手!」
・「でもあまり焦らし過ぎると、勘違いしてしまいますよ?」
としっかり圧をかける。
「喋れないなら首を縦に振るだけで良いんです」というセリフも聴いてニヤしてしまいました笑
そして何より藍沢さんの演技力です。
虚ろな目だろうことを感じさせる声、柔らかい声音にこもる凄まじいプレッシャー。
他の女への憎しみで突然大きな声を出す所も鬼気迫っています。
某CDの広橋涼さんを彷彿とさせる凄みがありました。
総じてヤンデレへの愛を感じる作品でした。
サークルさんの次回作が、ヤンデレ系でもそうでなくても楽しみにしています。