霧の声、壁を越え。 [歌い鈴] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
貴方が目覚めるとそこは、四方を壁に囲まれた空間だった。
窓も扉もない。そして、自分の記憶すらも。
そんな途方もない状況に差した唯一の光。
それは、壁の向こう側から聞こえてくる儚げで可憐な声だった。
「何も覚えていないのです」
貴方と同じ境遇に立たされた彼女は、ただひとつ思い出した自らの名の一部、霧を名乗った。
不思議な不思議な……愛のひととき。
この無限とも思える奇妙な時間の中で、貴方は霧と共に何を思うのか。
そしてこの世界の正体と真実は……。
1.霧の声……11:08
2.霧の恋……11:35
3.霧の怪……09:54
4.霧を越え……09:22
計42:01
キャスト:霧(CV.柊木架澄)
イラスト:ちはね先生
効果音:効果音ラボ様
企画・脚本:雲井砂
サンプル
レビュー
「気が付いたら見知らぬ場所に閉じこめられていて…」という、シチュエーション物です。登場人物は主人公とヒロインの二人だけ。互いに記憶を無くしているという設定で、お話はヒロインが主人公に話しかける事で進みます。
他に誰もおらず、壁で隔てられているため互いの顔が見えない中で会話を続ける内に芽生える恋愛感情。そして会話を重ねる内に徐々に甦る記憶。
この二つがこのお話の両輪なのですが、これ以上はネタバレになってしまいます。
ラストはシリアス展開ですが、一応の救いはあります。
「全てが謎」という設定上、明確な説明の無いまいきなり突飛な設定で話が始まるので、そういうのが苦手な方にはお勧めできませんが、設定を受け入れてしまえばヒロインの感情の変化など聞き所は多いと思います。
個人的には星新一の短編SFというか、昔のラジオドラマを聴くような感覚で楽しめました。 雲井制作さんの作品は全部拝聴済みで、新シリーズと聞いてワクしながら聞きました。今までとは毛色が違うものでしたけど、聞いてみると新幹線にぶつけられたような衝撃を与えられました(笑) 聞き終わった後のこの感覚…なんと表していか分かりません、シナリオライターさんは間違いなく天才だと思います! この後、生まれ変わった二人が再び出会ったりするのだろうか? それとも、時間を戻してやり直すみたいなことを、つい想像してしまいます。 あえて最後ぼかしてるとは思います、続編なんて野暮とは思いますけど、続編が出て欲しいですね。声優さんの演技も、私の語彙力では語り切れないくらい素晴らしいものでした。買いましょう、オスメです! 長く書いてしまって申し訳ないですが、つい熱く書いてしまうくらい素敵な作品です。 起きると真っ暗で、四方には壁。
壁の向こうからは女性からの声が。
お互いの話をする度に、惹かれ合う二人。
そして、徐々に蘇る彼女の苦い記憶。
ー
突飛な話が苦手な人はおすめはしません。
ですが、難しい話ではないので、
聞き手は苦ではないですよ。
エンディングの捉え方は人それぞれですが、
個人的にはかなりハッピーエンドでした。
私がこの作品の主人公だったら、
最後のシーンは泣きつも、
笑って幸せを感じてそう。
微笑んで霧を頭なでしてそうです。
てか、最後は軽く泣きながら聴いてました(自爆) 壁越しに会話をする聞き手と一人の女の子。
初めは二人とも何も思い出せず、お互いを慰めあい、励まし合い、会話が生き甲斐になっていきます。
しかし、二人は確執というか、奇妙な縁を持っており、最後に気づいた時は胸を引き裂かれるような気持ちにさせられます。そんな二人がそのことに気づいた時、どう思うか、何をいうか、どう行動するかをぜひ買って確かめてください 非日常、非現実的な導入から始まります。
作品紹介の部分にあるように、記憶がない状態でいつの間にか知らない空間にいるという状況下で唯一壁の向こう側にいる女の子と会話するお話。
気になるでしょう?そんな女の子と無限に感じられる時間を共に過ごす…
気になるでしょう?
ならば答えはひとつ。買いましょう。 このサークルさんの音声作品がかなり好きなので購入させてもらいました。
今回も女の子が可愛く良い作品だと思いましたが、今回はあまに感動よりも、しっかりとしたストーリーに驚きました。
あまりネタバレはしたくないので、しっかりとしたあらすじなどは書きませんが、とても良いストーリーでエンドはかなり驚くものでした。
シリアスで聴きごたえのある音声作品を聞きたい人にはオスメです。