おすすめレビュー
シリーズ三作目ともなると、前の作品のキャラクターや設定が世界観の幅を広げてくれるので楽しいですね。今作の緑怜は第一作目から兄弟で出ていましたから、今作が待ち遠しかったです。それで、これだけで気になる人は気になるであろう、ケンカップル。テトラポット登ボイスとのケンカップル。しかも、なんかちょっと、ちょっかい出してくるのは緑怜で、ヒロインは緑怜の前では泣き虫ちゃん。もう、これだけでとても可愛いカップルじゃないですか?
今作のおいしいところって言ったら、それはもう「兄・緑怜・妹(ヒロイン)」という疑似家族の次兄と末っ子が仲良くケンカップルしてるところの描写じゃないでしょうか。ヒロインを愛哭って呼ぶのは常に「泣き虫ちゃん」って言っているのと同じですからね。でも、あいくぅ、可愛い響きだよ。
とはいえ、緑怜は三作目にして一番死に近い男です。人殺しが日銭になり、時が来れば胡蝶のために死ぬべき男です。ヒロインもそれを知っているから、やがてそれに触れる時が来ます。組織への義理と持ち前の暴力で飯を食っている男に、女ができる事って何でしょうね。
それですね、緑怜の演技がたまらん可愛い男子なんですよ。上手におしゃべりできないけど(ヒロインへの)子どもっぽい悪口は言えて、でもヒロインの困ってる時は何も気負わずに手助けできて、年相応のやきもち焼いたりありがとう言えたり。テトラポットさんはシェイクスピアなんかを引用する饒舌な役も卓越した滑舌と演技力できてしまうんですが、「なんで俺は言いたいのに言えないんだ」っていう悔しさの滲む口下手な役もすごく上手い。全く、一言に情感を込めるさじ加減が息を呑むほど精密にできる人だなあ。
今作はドラマ性もたっぷりで、シリーズ的にも転換点という感じがあるので、まあ、ちょっと死体や流れる血の量が多い場面描写があります。繊細な方はそこにご注意を。こわい事は無理しちゃ駄目ですよ。 シナリオ作者様のファンなので、がるまに特典目当てで購入しました。
本編シナリオとしては今までのまとめ&次回作への布石としてぎゅっと内容を詰めた感じになっています。シリーズのまとめ的な要素を持たせたがために本編でのヒロインちゃんとの恋模様がちょっと薄めだったかなぁ、という感じ。
まあ!それはそれとして!テトラポット登さんの演技は最高だしストーリー展開も大変エモなので満足です!
そしてレビュータイトルにも書いたんですがとにかくがるまに特典が最高of最高&最高でした。迷ってる君は買おう。
朝勃ちで気まずそうにしてる緑怜くん。
おふぇらで困惑しつ感じちゃう緑怜くん。
治まらなくてヒロインちゃんとセッしちゃう緑怜くん。
最高しか詰まっとらんが?(困惑)
可愛くて可愛い緑怜くんを聞きたい貴方は絶対買おう。
おすめです。 テトラポットさんが出ているというだけで購入したので、今までのシリーズは未聴です。
丁寧に作られた物語でした。
幼いころに出会って一緒に育った二人。
彼女が気になっているのについ憎まれ口をたいてしまう緑怜。
兄の玄玉との関係もよく描かれていると思います。
彼女が兄を好きなんじゃないかと思って兄に嫉妬してたり、
ずっと「兄さん」と呼んでいたのに、袂を分かったのちは「玄玉」と呼んで敵だと明言するシーンとか。
トラックの6が「緑怜視点」となっているので、
この先「玄玉視点」の作品が出てくるのかな。
当たり前ですが濡れ場は情熱的。
テトラポットさんの欲情している演技ってなんでこんなにいんでしょうね。
情熱的なキスとか吐息とか鼻息がフガするところとか。
特典のトラックもとてもよかったので、是非聞いてみてください! こちらの作品、一作目から拝聴してますが、バトルシーンが静かすぎてや物足りなく感じます。
キャストの方々はとても素晴らしい演技をなさり感情が分かりやすく文句なくオスメ致します。
結ばれるシーンはとにかくガッツリ致して下さるので(しかも長い!)ヒロイン愛されてるな、と感じます。
ただどうしても印象が薄いのがちょっと残念でした。 緑怜さん、料理をつまみ食いして主人公ちゃんに叱られたり、意地悪したり、少年のような可愛さが垣間見えました。なか素直になれなくて、キツい口調になってしまうことも…。でも主人公ちゃんのことを大切に想っている、優しくて強い素敵な男性です。
主人公ちゃんのことを『愛哭』と名付けて、そう呼ぶ緑怜さんの声には愛情がギュッと詰まっていました。呼ばれる度に幸せになります!
緑怜さんにはお兄さんがいて、主人公ちゃんも懐いて、彼が嫉妬する場面もありました。
アクションシーンは緊迫感があります。世界観やストーリーにも惹き込まれました!
すれ違いやら色々あった末に、想いが通じ合ってからは、素直になって甘々!
そしてなんと緑怜さん初めてです…/肌を触ったり見たりした時すごく感動して尊い。余裕がなくなっていく様子も初々しい…。好きとか可愛いとか気持ちいとかたくさん言ってくれて、愛情たっぷりに『愛哭』と呼んでくれて、ふにゃになります…/達する時の声が、喘ぐのを我慢しているようで非常に甘美でした。
特に胸打たれたのは、トラック3『焦燥』です。まだ両想いではないある夜、戦闘後で気が立っている緑怜さんに、強引に唇を奪われてしまいます。彼は色々と誤解していて、何か焦りも感じていて、つらそうで切ないです…。酷いことをしていると分かっているのに、主人公ちゃんに触れたくてたまらない、そんな貪るようなキスでした。
特典では、反応しちゃった緑怜さんをお口で気持ちよくしてあげます。戸惑う彼の声がたまらなく可愛いです!お口もおなかもいっぱい注がれて…激しかった/こでも『愛哭』と呼んでくれてキュン!
テトラポット登さん、今回もリップ音や吐息にめろになりました。また、アクションシーンでのキレのある響きもかっこい!可愛さも色っぽさも溢れていて、何度聴いても恋してる気分になる魅力的なお声です…/最高でした! こういった作品に対してレビューをすることが初めてなのですが、聞き終わったあとに、さすがにこれはレビューを残して後世まで語り継ぐしかない作品だと思わされました。
言いたいことが多すぎるのであえて長くは書きませんがもうとにかく当方の性癖オンパレードどストライクCDでした、この作品に関わった全ての関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。Big Love.
あらすじ
物語:
貧しさ故に幼くしてあなたが親に捨てられたのは、「掃き溜め(ラジジャン)」と呼ばれる街。
行くあてもなくある屋敷の軒下で冷たい雨を凌いでいたあなたは、そこで一人の少年と出会う。
少年の名は緑怜(リュイレン)。街の西を縄張りとする「胡蝶(フーディエ)」の一員だった。
ぶっきらぼうな物言いながらも、緑怜は雨で冷え切ったあなたの手を引いて屋敷に招き入れる。
かくして胡蝶に加わることになったあなただが、幼い少女から一人の女へと成長するにつれ、緑怜とささいなことでぶつかり合うことが増えていき――。
キャラ紹介:
緑怜(リュイレン)※()内はルビ表記 /CV:テトラポット登
まだ少年の面影を残す青年。胡蝶(フーディエ)きっての喧嘩屋で、蜘蛛(ジーチュ)との抗争では玄玉と共に真っ先に敵陣へと切り込んで行く。
元は名家の当主の妾の子であり、玄玉とは異母兄弟。ぶっきらぼうな物言いが目立つが、兄玄玉に対しては素直に親愛の情を示す。
幼い頃泣いてばかりだったあなたを、泣き虫を意味する「愛哭(アイクー)」と呼ぶ。
トラックリスト:
1愛哭
2刺客
3焦燥
4証明
5胸騒
6兄弟―緑怜視点―
7決別
8決意
■特典「朝寝」
夜を共にした翌朝、裸で抱き合ったまま眠っていたあなたと緑怜。しかし目覚めた緑怜は、前屈みになって気まずそうな顔をしていて――。
■スタッフ
企画・シナリオ:御門蓮
イラスト:aio