おすすめレビュー
聞く前のイメージよりずっと王道で、後味もとても良い作品でした。御伽噺のようなハッピーエンドだと思います。あらすじでゲオルグが領主となっているので視聴で本人が他人のように説明していることが不思議だったのですが、つまり本人がわざと他人のフリをしていたということなんですね…。
行為の回数はヴァルターとちょっと強引に一度、ゲオルグと同意の上で一度、そして二人と一緒に一度の計三回になっています。二人とも愛を示してくれますが、ゲオルグが物語として中心なのかなと思われます。
三人での行為はヴァルター主体で始まりになるのですが最中も自分と抱き合っているひたすら気にしなくて良いからと慰めてくれたりとひたすら献身的です。結末もゲオルグと恋人となることをヴァルターも認めてくれる(でもこれからも自分と)という終わり方でした。
ゲオルグの性格のまっすぐさ、呪いや今の状況に苦しんでいるという様子が分かりやすく聞いているこちらもゲオルグに肩入れしそうになってしまいました。そのうえキャラが想像よりずっと親しみやすいというか、驚いたときの無防備なびっくりした声だとか、そういうふとした描写がとても可愛くて魅力的です。
逆に美しく可愛らしい容姿のヴァルターのちょっと怖いところがあるその魔性の少年ぶりが、湯町さんの透明度の高い声と相まって素敵でとてもドキしました。
三人ですることに命令を下すヴァルターに本当はこういうやつではないんだと耳打ちするゲオルグのヴァルターのことを大事に思っているのだろうことだとか、逆にゲオルグをちょっとうしそうにしているヴァルターのその距離の近さなど二人の様子から二人自身もとても仲が良いのだと感じられるのもよかった。
ゲオルグが『婿入り』していることがひっかっていたのですが、そういう関係ではなかったと明言されて安心できました。同じところにひっかってた人もぜひ安心して聞いてほしいです。 河村さんが好きで、硬くて誠実そうなお声が魅力的で購入しました。
3Pがあるというのには戸惑いましたが、結果的にはゲオルグさんメインなので後悔しませんでした。
気になるところは3Pの部分かと思いますので、そこを詳しく。
図らずも悪魔と取引してしまったせいで、痛ましく辛い想いをしてきたラッツェンベルガー家。間近で感じてしまうと、助けになれないかと考えてしまいます。それが3Pになっても受け入れやすく受け取れる要素だと思います。
ゲオルグのヴァルターに対する「ずる賢いが憎めない」という評価もあって、ゲオルグが好きなのにヴァルターに触れられてもなんだか許してしまう、そんな不思議さがあります。
河村さんに惹かれて購入した私は、ゲオルグだけを見ていたいのに、ヴァルターの酷薄さにひやりとしつも、よく分かんないながらヴァルターを拒めないという流れも、なんだかよく分かります。分かんないのに分かるのほんと不思議(笑) それはきっと雇い主とかそういうことではなく、キャラクターの魅力によるものだと思います。
3Pが苦手な人にはお勧めできませんが、基本ゲオルグさんルートなので、声優さん好きな人や複数を許容できる人には楽しめる内容かと思います。
ゲオルグさんとのラブもっともっと堪能したかったですが、お話としてはとても良かったです! 妻を監禁してたとか、若い娘が次々と行方不明になるだとか、
なんかグリム童話の「青ひげ」なんかにも似たストーリーだなと聴いてると、悪魔とか魔法とかの要素が出てきて思ったよりもファンタジックな印象でした。
部屋に1人で聴いて、不意打ちでヴァルターから「お姉さん」って呼びかけられるシーンで本気で「えっ!誰?!」って振り返ってしまって心臓バク言う一幕もありました。
(見えないお友達に声掛けられたのかと…)
比重的にはゲオルグとの関係がメインではあるけれど、ヴァルター、ゲオルグの二人ともに愛される作品です。
後半には3人でする場面もあるのでそういうのが苦手なひとには向いてないかも知れない。
ただ、前述の通り二人とも愛してどちらかなんて選べない!という優柔不断な話ではなく一応ゲオルグ寄りに傾いてるので、3P苦手な私でも結構楽しく聴けました。
先に書いた、呼びかけられてびっくりするシーンは何度聴き直してもびっくりしちゃうので、是非みんなビクッとしてもらいたいです。
驚いてしまうの私だけではないはず…!
それくらいナチュラルに耳元で呼びかけられます。 グリム童話が題材になっているのかな?と思うような世界観。それ系が好きなので購入させていただきました。
声優さんもどちらも好きなのですが、結ばれるのは河村さんの方です。
どちらともそういうシーンがあるので、湯町さん目的のかたも安心してください。話に分岐とかはないのですが、どちらのルートになるとか分かれていても楽しめたのかなと思いました。 領主の息子、ヴァルターの世話をしていた女性は何人もいなくなっているといういわくつきのお屋敷で働くことになったヒロイン。
そこで出会ったのは領主のゲオルグと飼い犬のヴァルター。領主の息子は不在でヒロイン、領主、犬の三人で生活をすることになったがー。
冷たい印象のゲオルグですが本心は領民と義理の息子のことを大切に思う優しい人間でした。
犬のヴァルターも息子のヴァルターも人懐っこく可愛い性格でちょっとだけひねくれてました。
犬のヴァルターと息子のヴァルターが同一であることには早々に気が付きましたが、そうなった経緯には少し驚きました。
そして、二人では解決するのことできなかった問題。これはヒロインがゲオルグとヴァルターの間に入り二人の仲を取り持つことでみごとに解決することができました!
ゲオルグ、ヴァルターそれぞれと三人での行為があります。最終的にはゲオルグとくっつくことになりますが、これからも三人ですることがありそう!?な終わり方でした。
好きなシーンはヴァルターに過保護なゲオルグとそれをちょっとぞんざいに扱うヴァルターとのやりとりやヒロインを取り合う!?ところ。見てほのぼのしました。
これからはきっと三人で幸せに暮らしていけますね。彼らの生活が穏やかなものでありますように。
素敵な作品ありがとうございました。 ゲオルグ演じる河村さん、ヴァルター演じる湯町さんの掛け合いが素晴らしいですね。
父(のような執事)と子に愛されるというのは初めてだったのですが
2人の嫉妬のしあい、
ヴァルターそれは下手だ父さんの方が上手だぞ
父さんはおかしい。僕はこっちを舐めるから。
最高です
河村さんのヴァルター!という声が頭から離れません。
悲痛なお話でしたね、
このふたりが大好きになりました。
あらすじ
全編ダミーヘッドマイク使用
track
01.残忍な噂
02.館の犬
03.湖のほとり
04.満月の夜
05.手紙
06.真相
07.束の間の安らぎ
08.ヴァルターの決意
09.雷鳴
10.卑怯な勇者
11.天使昇天
12.新しい家
収録時間:約1時間30分
・あらすじ
中世時代の中欧の国にあった話である。
ある巨大な荘園(Grundherrschaft)では領主ゲオルグの悪い噂が流れていた。
「雇っていた娘を犯して殺したらしいぞ」
「奥さまを監禁していたって。それで耐えきれなくて奥さまはご自分を……」
「館から悲鳴が聞こえることがある。誰をいたぶっているんだろう」
噂を信じる者と信じない者がいるのはいつの世も同じで、これもその例に漏れなかった。
あなたは荘園内の貧しい農家の娘で、たった今、領主の息子ヴァルターの世話を依頼された。
だが、それを伝えに来た使用人の男は噂が事実かどうかは語らず、ひとつ気がかりなことを言った。
『ヴァルターの世話をした娘はかつて何人かいたが、その全てが今は行方知らずだ』と。
噂を信じていなかったあなたはそれを聞いて迷いだした。
示された賃金が破格なので両親を喜ばせたかったのだ。この申し出を受けるか否か──
「領主様にお会いしてから決めよう」
あなたは使用人の男に同行することにした。
※Grundherrschaft…公的支配を受けない(あるいは公的支配を極力制限した)一定規模以上の私的所有・経営の土地のこと。
・キャラクタープロフィール
ゲオルグ・ラッツェンベルガー(CV:河村眞人)32歳
この荘園(Grundherrschaft)を治めている領主。顔の半面に醜い痣がある。
「妻は彼の横暴に耐えかねて自ら命を絶った」という噂が立っている。
もとはラッツェンベルガー家の執事で、四年前、前領主の没後に婿入りした。
ヴァルター・ラッツェンベルガー(CV:湯町駆)18歳
ゲオルグの義理の息子。執事だった頃のゲオルグとは兄弟のように仲がよかったらしい。
ここ一年ほど人前に姿を現していない。
公式サイト:https://tunaboni.jp
Twitter:@tunaboni_info