おすすめレビュー
大体の予想は出来てましたけど…やっぱり黒いのはお兄様でいらしたのね…。
やたらキラ笑顔で誰にでも人当たりの良さそうな人物は胡散臭いって言うのが相場なんですよ。大抵は(完全に偏見)
まぁ、お兄様の正体が×ってのはさすがに衝撃でしたが、だとしたら妹と交わる事に抵抗とかなかったのかな?
もしも自分ならいくつかの理由でかなり抵抗ありそうだけど、真実を知る前に既に愛してしまっていたとしたらもう仕方ないのかな?
こういう風にストーリーの軸があって、選択するキャラクターによって未来が変わっていく作品って乙女ゲー的な見方も出来ると思いますが、これは本当に誰ルートを選ぶかでこの世界の未来はかなり大きく変わってしまいます。
そして、お兄様ルートが最も人が死ぬ。(作中に具体的な描写があるわけではなくセリフでちらっと語られる程度)
お兄様は他の2人と違って世界の全てを壊して妹だけ手に入れたい。
全て滅ぼした後で2人だけが幸せになる世界で生きたい。と、大変危険思想をお持ちで発想が過激でございます。
闇落ちも休みなさって下さいませお兄様。
終始笑顔なのに目が笑ってない感じの佐和さんの狂気の演技が素晴らしいので、是非バッドエンドの逃れられない恐怖を体感して欲しいです。
あらすじ
【あらすじ】
「さあ、この美しい世界へ祝福を贈ろう――」
ティリア王国 アルドナート公爵家の娘であるあなたは隣国のラウルス王家に嫁ぐことが決まった。
そんなあなたの結婚を祝い、流行りの仮面舞踏会が開催される。
仮面を着け、煌びやかに装った男女が秘密の匂いを纏う、華やかな夜。
娘として自由でいられる最後の楽しい思い出になるはずだった――。
舞踏会は不満を持った平民たちの突然の乱入により、大混乱に陥る。
混乱の中控えの間に逃げたあなたがそこで見たものは
血まみれで倒れている公爵――父と、父を手にかけている腹違いの弟レオを目撃してしまう。
凄惨なその光景を見たショックで気を失ってしまったあなたは目覚めると兄・ノエルとともに軟禁されていた。
※本作は2種類のエピローグが収録されております。
お好きなエンディングを選んでお楽しみいただけます。
※本シリーズは全3巻で構成されております。
1巻ごとに完結しておりますが物語は繋がっておりますので、
3巻全てお聞きいただくとよりお楽しみいただけます。
【キャラクター】
ノエル・アルドナート
あなたの兄。アルドナート公爵家長男として誕生するも、
生まれつき身体が弱く病気がちで現在は身体が許す限りの公務を担っている。
自身が病弱なこともあってか薬の知識が豊富。領内で感染病が流行った際には
それに一早く気付き薬を配布するなどして貢献した。
温厚で優しく妹であるあなたをとても大切にしている。
【世界観】
◆アルドナート公爵家
ティリア王家の傍流で王位継承権を持つ。
近親婚を繰り返し行っていた家系であり、その結果狂気に堕ちた血筋として『血まみれ王妃』を輩出してしまった為、現在は近親婚の頻度が減っている。
過去に王妃を輩出していることから身分としては王家に次ぐが、『血まみれ王妃』の伝説によりアルドナート家の者が王位を継ぐことはない。
◆血まみれ王妃
400年前にティリア第四王子へ嫁いだアルドナート公爵家令嬢。
その美貌は国を傾けるとまで言われた絶世の美女。
第一、第二、第三王子が相次いで早世や失墜し、第四王子が王位を継ぐことに。娘が王妃となったことで公爵家の位階は一気に上がり、隆盛を誇る。
やがて王妃は狂気に堕ち、色香で骨抜きにした王を傀儡として王室を支配すると同時に圧政を敷き、民衆を恐怖で縛り上げた。
投獄と死刑が王都の日常となっただけでなく、王妃は自らの愉しみのために奴隷を嬲り殺すようになる。
そこから激化して若い男の生き血を集めて浴びたり、切り取った臓器や性器を瓶詰めにして収集したり、猟奇的な性倒錯者へと変化していったとまことしやかに伝えられている。
◆ラウルス王国
ラウルス王家が治めているティリア王国の隣に位置している国。
ティリア王国と同様に小国で、国力は拮抗。50年ほど前に起こった戦争を経て現在は和平を保っているが、
古い世代を中心に確執が残っており、薄氷を踏むが如くの緊張感がある。
【キャスト】
佐和真中
【シナリオ】
高岡果輪
【イラスト】
一野
【トラックリスト】
1.幽囚
2.求愛
3.終局
4.黎明
5.序奏
6.婚礼歌
7.選択
8.ハッピーエンド 希望
9.バッドエンド 兄妹喧嘩
【コピーライト】
(C)HOBiGIRLS