おすすめレビュー
心の底から幸せになってほしいなあと温かい気持ちでレビューを書いております…シナリオ重視の方はもちろん、猿飛様の取り乱したお声が好きな方、是非聴いていただきてぇ…
まるで深窓の令嬢のように儚い雰囲気を纏う明日佳さん、触れたら溶けて消えてしまいにも感じられました。
雇用主とアルバイトの関係から日々の雑談を通じて距離が近づき、風見明日佳という人を形作るあらゆる要素がひとつずつ紐解かれていきます。
壮絶な過去や、それによって負った深い傷。
トラックを追うごとにはっきりと輪郭をもっていく『明日佳さんのかたち』には苦しくも引き込まれました。
『真実』が明らかになるトラックでは、驚きと共に物語冒頭のヒロインの反応になるほどそういう意味もあったのかと感心してしまいました…
茫然とする明日佳さんの溢す声が本当に抜け殻のようで、こちらまで心を引っこ抜かれるような心地です。
素朴で温かいヒロインの人柄、明日佳さんの傷と弱さ、ふたりだからこそ近づいて、ふたりだから乗り越えていける。
恋とはかくあるべしですね。
身体を重ねる時は初めて同士で戸惑いもありつ、強く深く求め合っていてたっぷりしっかりえっちです。ご安心を!笑
個人的に、初めて身体を重ねたシーンで出した後の台詞がものすごくツボでした…めちゃくちゃかわい。笑
また特典では明日佳さんが前に進み始めたことがわかるので、がっつり幸せを噛み締めるためにも、ぜひ何卒特典付きを…買って欲しい…! 女性ものワンピースを身にまとい
肩まで伸びた髪を後ろで束ねている
風見家長男の風見明日佳
今回の「恋しか」は男の娘?
と思ったのですが…
それには理由があったようです
話が進んでいくにつれて
明らかになっていくのですが
猿飛さんの心をかき乱される様な
演技が素晴らしく
あっという間に聴き終えていました
複雑な背景をもった明日佳ですが
お話自体は穏やかに進んでいきます
特典トラックではヒロインのご両親からも
あたかく迎えてもらえることにより
幸せだった時代を思い出せたようです
これで前を向いて幸せになれる
ふたりがこの先も幸せでありますように… 音声作品ならではの仕掛けが組み込まれたストーリーと、大きく分けて3段階に印象が変わっていく声の表現に圧倒されました。
収録後コメントにあった「仮組み、補強、崩壊、人員追加、再構築」という言葉に少し緊張しながら再生しましたが、まさに補強を余儀なくされた日々の終わりと再構築による救いの物語だったと思います。
穏やかな立ち振る舞いと無垢な言動から彼がいかに長い年月そうやって過ごしてきたのか想像できること
そして彼女に対する感情がまっすぐな憧れでしかなくて、嫉妬による憎悪には繋がらないところに心根の優しさを感じました。
戸惑いながらも冷静に状況を受け止め、彼自身が自分の手で呪縛を解けるように寄り添っていた彼女もまた、とても優しくて思慮深い人だと心から思います。
不穏な描写がありながらも暖かい日差しに包まれているような心地良い作品で、
またスノゥドロップスさん特有の世界観と猿飛総司さんの繊細なお芝居のタッグが味わえてすごく嬉しいです!
特典と合わせて繰り返し大切に聴きたいと思います。 一言では言い表せないぐらいに凄い良かったです!ストーリーもそうですし演技も物凄く良かったです!最初い雰囲気なんかなと思ってたら途中からちょっとヘビーなバッドエンドになるのか?って思いました。でも最後まで聴いてると全然ハッピーエンドで終わったので良かったです!何故女の子の格好でいるのかは本編聴いてたら分かります。なるほどとなりました。これが純愛なんじゃないかと思うぐらい素晴らしい作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!
サークル名に準ずるかのように、どこか儚くて切ないけれど2人の未来に幸あれと思わず願ってしまうほど胸打たれた作品でした。これまでのレビューを全て一読して購入させて頂いたのですが、初めはのどかでどこか儚さが拭えない日常シーンから2人の物語は始まります。舞台は昭和中期との事で、歴史が感じられるかのような導入から入り、お互いに心惹かれていく。確かにこれは恋へと進展するのは必然だったのかなと思いました。
物語が進むにつれて明日佳さんの浮世離れした雰囲気や凛とした佇まいの経緯が明らかになると共に、不意に零れる切実な『彼』の声。止まったまだった風が、彼女の存在のお陰で微かに、軽やかに吹き始めた瞬間が今そこにあったような気がします。
明日佳さんが度々口にする『私は、こにいる?』だったり『私一体、誰のために何のために生まれてきたんだろうね』という悲痛でも切実でもある心からの問いかけには胸が打たれました。私も同じ思いをしたことが実際に何度かあった事もあり、かなり近しい感情を持って物語を視聴することが出来ました。
お互いがお互いのために、今こにいる。私は私。
それだけはたとえ『私』が『誰』であっても変わらない。
そう思える日が、彼らがこれから迎えるであろう未来にほんの少しでも訪れることを心から願います。と言っても、本編最後のトラックでは明日佳さんは過去の呪縛でもあった長かった髪を切り、言葉遣いも本来の彼を思わせるものとなり、少しずつ前を向こうとしている意思が感じられ、彼女もまたそんな彼を支えようとする、互いを想い合う心が確かにそこに存在しています。
印象的だったのは、彼らが初めて身体を重ねるシーンですね。
どこか初々しいのに、本当に初めてなのかこれ…と一緒にドギマギしている自分がいました。微笑ましいです。
内容によっては人を選ぶかもですが、純愛物語なのでご安心を! 今作のお相手は、非常に複雑な背景をもった風見さん。
本編を聴き進めていると「この先どうなるの?」「だいぶヘビーだな」と思う箇所が出てきますが、安心してください、ハピエンです。シナリオの組み方にも猿飛さんのお芝居にも唸らされ、良い作品を聴いたなぁという気持ちで胸がいっぱいです。どうかこの先の二人に幸多からんことを(今作のヒロインならきっと大丈夫!)
これはネタバレを踏まずに聴いてほしい…!
あらすじ
ねえ、今、私はここにいる?
○ストーリー
時代は昭和中期。
奨学金をもらい下宿をしながら大学に通う苦学生のあなたは生活のために少しでも割のいいアルバイトを探していた。
そこで見つけたのは駅前の掲示板に貼られていた求人募集のチラシ。
夕方から夜にかけての数時間、家人の話し相手を探しているというものだった。
住所を見て驚くあなた。それは通学途中にある、いつも窓から美しい女性が外を見ている屋敷だった。
怪しいと思いつつ、破格の待遇と女性と話してみたいという一心で応募することに。
そこで待っていたのは『窓辺の美女』ではなく、一見女性に見える青年、風見明日佳(かざみ あすか)だった。
そして話し相手として紹介されたのは病床に伏せる彼の母で?
謎めいた青年と純真なあなたの恋物語。
○登場人物
風見明日佳(かざみ あすか)
(CV. 猿飛総司)
21歳 身長175cm
資産家の風見家の長男で、
父と兄姉を亡くしてから母親と二人で暮らしている。
なぜか女性もののワンピースを身にまとい、肩まで伸びた髪を後ろで束ねている。
華奢で美しい佇まいから、一見すると本物の女性に見える。
いつも張り付いたような笑顔で、
どこか浮世離れした空気を身にまとっている。
〇トラックリスト
1.洋館の『美女』
2.止まったままの風
3.キミが欲しいと叫ぶ心
4.『私』はどこに
5.真実
6.『私』とは
7.風が吹く場所
〇がるまに特典
『愛してる、の気持ち』
○ストーリー
一緒に暮らす許可を得るため、あなたの実家へ挨拶に行った明日佳。
てっきり大反対されると思ったのだが、両親はあたたかく迎え、あなたの幸せを優先していいと言ってくれる。
それを見た明日佳は風見家にも確実に幸せだった時代があったことを思い出す。
二人の家に帰った後、明日佳はこれからはあなたに愛を捧げることを約束し……。
○ブランド名
スノゥドロップス
○イラスト
白皙
○シナリオ
ひよ
○公式サイト
http://snowdropscd.com/