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とある花街にある高級茶屋「一鶴屋」。
そこでは毎晩のように、美しい男娼たちが一夜の夢を売っていた。
ある晩、呉服屋の次男坊・麻木野は、学友に連れられ「一鶴屋」を訪れる。
童貞、おまけに女嫌いの麻木野は、茶屋遊びにこれっぽっちも興味はなかった。
そんな彼の相手として現れたのは、男娼・月影。
月影はすぐに麻木野の無関心を見抜き、彼に問う。
「わたくしのような者は、苦手ですか?」
客をもてなさずに帰すなど、月影のプライドが許さなかった。
「どうでしょう。お少し遊ばれていかれては?」
月影はそう告げると、麻木野に迫る。
いつしか惹かれ、堕ちていくとは知らず――。