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※こちらは本編音声データ+台本データ+書き下ろし小説付商品となっております
■成人向けBLシチュエーションボイスドラマ■
※DV、腹パン、罵りなどの暴力的な表現が含まれております、苦手な方はご注意ください※
「音無以外、嫌。ギロチンも嫌だなあ、籠花はねえ……音無の剣で、ゆーっくり……首を刎ねられたい……」
「……甘い……籠花は甘くて……でもいくら殴っても大丈夫なくらい頑丈で……籠花が作る靴みたいだ」
【STORY】
……今よりも遥か未来、増えすぎた人類は地球と月、それぞれ二つの星で暮らしていた。
月の世界では「レプリカント」という人造人間が多く暮らしていて、彼らは永遠の命と美しさを持っていた。
そんなレプリカントの中でもとびきり美しく、華やかな双子「籠花」と「音無」。
二人は地球でかつて悪名高かった偉人「贅を尽くして処刑された女王」と「彼女を処刑した優しき処刑人」の「たった一夜の関係によりできた子供」の遺伝子から作られ、両親の魂を授かったレプリカントの双子。
生まれてきた時、両親の罪を背負うように二人は頭と胴体が分かれていた。
まるで首を刎ねられた罪人のように。
首を継いだパーツは透明な人工皮膚と、中に浮かぶのはそれぞれの「記憶(メモリー)」となる赤と青の苺たち。
そしてそれぞれの瞳に咲くのは「赤い薔薇」「青い矢車菊」。
二人はそれぞれ個性を持って生き、時に生に疑問を抱いたり、互いを傷つけ合いながら日々を生きている。
二人の日常は続いていく、平和に、暴力的に、倒錯的に、時に甘く。
激動の時代を生きた女王と処刑人が得られなかった時間を二人で少しずつ噛み締めるように。