おすすめレビュー
世界一最低な告白と、なんか楽そうな合意。作品内容欄に書かれている以上の事件は何もありません。
山もありません。オチもありません。意味もありません。
ただ淡々と時間は流れ、場面は変わり、
罰ゲームは続いていきます。
これでいんです。
シチュエーション系音声作品としての必要十分条件が、
こにあります。
流れを阻害しない丁寧な環境音。
意識しないと気づかないものも多い自然な効果音。
音素材ではない、環境と芝居に溶け込むようなそれらが
フォーリーサウンドなのかどうかは浅学な私にはわかりません。
そして、そんな音を塗り潰しながら、ゆっくりとお芝居は紡がれます。
最近多い低音やダウナーとは違う、少しロー寄りのミドルトーンな
涼花みなせさんボイス。
それを、あくまで気怠く、現実と虚構とのバランス感覚で彩る、
あすきぃきゅーぶ先生のテキスト。
サンプルを聞いて響かなかった人向きではないです。
こで響かないなら、それを超えるものはないです。
サンプルを聞いて響いた人は、どうか素直に入手してみてください。
サンプルの部分は氷山の一角どころか、課外時間で言うなら
まだ放課後のチャイムが鳴ったばかりです。
皆森さんと過ごす夕暮れの放課後は、想像以上に長く濃厚です。
Cubicの織り成すクオリアを、耳全体で感じてみませんか?
あらすじ
様々な音声シナリオに携わってきたライター・あすきぃきゅーぶの個人サークル『Cubic』
今回お届けするのは、罰ゲームでエッチな告白をしたら、自分だけのオナホになってくれたクラスメイトとの青春を描いた物語です。
クールで気まぐれ、そこそこ話す仲の女子が自分の専属オナホに!
いけると思ったあなたは、罰ゲームを利用して様々なプレイを彼女に持ち掛けていきます……。